英検3級リスニング対策!コツは【事前予測】と【戦略的聞き方】

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英語の資格試験といえば「英検」ですね。

「英検」は毎年なんと400万人もの人が受験する英語の検定試験です。

今回はそんな英検対策として、3級のリスニングにフォーカスを当て、大まかな問題の内容、そしてリスニングに向けた具体的なコツをご紹介したいと思います。

これから受けようと思っている人、申し込みは終わったけど今から勉強を始めるという人は、ぜひコツをつかんで対策に役立てていただきたいと思います。

ではさっそくみていきましょう!

英検3級のリスニングとは? レベル・問題形式は?

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3級リスニングの出題レベルは中学卒業レベル

英検公式サイトによると、英検3級は中学卒業レベルと言われています。

中学卒業レベルといってもピンと来ない方のために、もう少し具体的に説明しましょう。

中学で学ぶ文法は、「現在形、過去形、未来形、現在完了形」の他にも、「because、if、so、when、whileなどの接続詞」、「比較級・最上級」、「should、can、willなどの助動詞」、また「when、what、who、whereのような疑問詞」や、「受動態」などが含まれています。

聞いただけで圧倒されてしまいそうですが、これらの文法はどれも簡単な日常会話で必要なものばかりです。

もちろんリスニングの会話や説明文にも出てきますので、リスニングであっても文法の知識は必要ということになります。文法の見直しが必要な方は中学英語の復習をしておきましょう。


出題される会話や説明文の場面は、家庭、学校、地域(各種店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスなど、身近なものになります。

そして、そういった場面で起こりうる話題(家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告、海外の文化、人物紹介、歴史など)がリスニングで出題されます。

例えば「友達との待ち合わせ」に関する会話で「二人は何時に会いますか?」という質問や、アナウンスを聞いて「このアナウンスはどこで聞くことができますか?」という内容が問われたりします。

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3級リスニングは3つのパートに分かれている

試験の流れとしては、

リーディングとライティング(50分)

リスニング(25分)

の順になります。

つまり、リスニングは全パートの一番最後に行われるということですね。リスニング終了とともに強制的に試験終了になりますので、リスニングが始まる前までにリーディングとライティングの見直しを済ませておきましょう!

(注) コンピュータベースで実施されるCBTとS-CBTでは、スピーキング→リスニング→リーディング→ライティングの順になります


リスニング問題の内容は以下のようになっています。

形式詳しい内容問題数問題の種類解答形式
会話の応答文選択会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う。
(放送回数1回、補助イラスト付き)
10会話文3肢選択
(選択肢読み上げ)
会話の内容
一致選択
会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数2回)
10会話文4肢選択
(選択肢印刷)
文の内容
一致選択
短いパッセージの内容に関する質問に答える。
(放送回数2回)
10物語文
説明文
4肢選択
(選択肢印刷)
参照:英検公式サイト

解答はすべてマークシート形式です。


英検3級リスニングのコツは、事前予測と戦略的な聞き方

ここからは各パートの詳しい内容とコツを見ていきましょう。

第1部 コツ:絵をよく観察し、一番最後の発言に神経を集中させる

第1部では、会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを選ぶ問題が出題されます。(放送回数1回、補助イラスト付き)

1問につき1枚このようなイラストが印刷されています。放送では男女2人の会話が流れ、会話の最後の応答として正しいものを一つ選びます。

出典:英検3級2020年度第1回

例えば、

男性:I’m hungry, Annie.

女性:Me too. Let’s make something.

男性:How about pancakes? ←この部分に対する応答を選ぶ

という流れです。

第1部ではこのような形式が10問続きます。

コツは、事前に必ず絵を見ておくということ。「見ておく」といういうのはただ眺めているのではなく、隅々まで観察するということです。

具体的には6W1Hを意識したキーワードを考えておくのです。6W1Hとは、誰(who)、どこ(where)、いつ(when)、何(what)、なぜ(why)、どれ(which)の6つと、どう(how)の1つです。

例えば、

  • 二人はか?
  • どこで会話しているのか?
  • 表情はどんな感じか?
  • をしているところか?
  • いつ会話が行われているのか?

などです。ここでは「家族、キッチン、楽しそう」という情報が読み取れますね。


内容はこうでした。


男性:「お腹が空いたよ」

女性:「何か作りましょう」

男性:「パンケーキはどう?

最後に男性が発したのはHow about pancakes?というひと言です。これを必ず聞き取りましょう。

第1部では会話の読み上げは一度きりです。ここで全神経を集中させ、会話の一番最後の発言を必ず聞き取るのです。

How about〜?は「〜はどうですか?」という提案ですね。提案に対する正しい応答はyesかnoの2通りあります。yesの場合だと、「いい考えね」とか「オーケー」と言うのが普通ですし、noの場合は「いや、それよりピザにしよう」などが考えられますね。

このように、「自分なら何と言うか」というところまで考えておけば準備は完璧です。


実際に放送で流れる選択肢です。

  1. On the weekend.
  2. For my friends.
  3. That’s a good idea.


もう答えはお分かりですね?正しい答えは3番です。

第1部ではHow aboutの他に、Can you〜?、How long〜?、Let’s〜、Don’t forget to〜、How many times〜?のような決まった聞き方などがたくさん出てきます。それぞれの答え方のパターンを知っておくことも大切です。


一番やってはいけないミスは、例えば正しい応答が流れてそれが正解だとわかっていたのに、他の選択肢聞いていくうちにどれが正しい選択肢だったかを忘れてしまうことです。

それはないんじゃない?と疑うかもしれませんが、実際にはよくあるのです。それを避けるためには、メモを取りながら聞くという方法がオススメです。問題用紙の絵の横に、1、2、3と素早く書いておき、聞きながら数字に○やXをしていくという方法です。ぜひお試しください。

解答時間は10秒です。この間に答えを素早くマークし、次の問題のイラストに目を通し6W1Hの情報を読み取ってください。


第1部のコツまとめ
✅6W1Hを意識して事前にイラストを観察しておく
✅会話の一番最後の発話を聞き逃さない
✅メモを取りながら聞く

listening


第2部 コツ:選択肢から質問を予測、1回目はトピックと質問を聞き取り、2回目はその答えに集中して聞く

第2部では、会話の内容に一致する答えを選ぶ問題が出題されます。(放送回数2回)

会話の長さは先ほどの第1部よりも少し長くなります。補助イラストはありませんが、4つの選択肢は印刷されています。ただし選択肢の読み上げはありません。

まず初めに、必ず選択肢に目を通しておくことが大切です。そうすることで、何についての会話なのかが事前に予測できるからです。

例えば、

  1. In the cafeteria
  2. In the library
  3. In Room 312
  4. In the drama room


とあれば、「どの部屋か」を問われる会話だということがわかりますね。

放送される会話と質問文はこうです。


A: Is today’s drama club meeting in the library?

B: No. Mr. Phillips said we can use Room 312.

A: Where’s that?

B: Next to the cafeteria.


Question: Where will the drama club meeting be held?


1回目を聞くときに大切なことは、会話全体のトピックをつかみ、質問文に含まれているキーワードを聞き逃さないということです。キーワードとは、その文で大切な意味を持つ語で、発話されるときに大きく聞こえるところです。

先ほどの質問なら、where, drama meeting, heldの3つです。この「どこ、ミーティング、行われる?」の3つが聞き取れれば質問の内容をほぼ理解したことになります。一語一句聞き取れなくてもキーワードを聞き取るようにすれば、大事な情報を逃しません。

会話と質問はもう一度くり返されます。

2回目を聞くときに大切なことは、1回目で聞かれた質問の答えを探すように聞くということです。

会話文では選択肢に出てきた語句を意図的に含ませてあります。聞くときは、このトリックに騙されないようにしなければなりません。質問に対する答えに耳の神経を集中させるのです。


A:「今日の演劇部のミーティングは図書館であるの?」

B:「先生は312の部屋を使うことができると言っていた

A:「それはどこにあるの?」

B:「カフェテリアの横だよ」


答えは3番ですね。

第2部ではこのような形式が10問出題されます。


メモについてですが、1回目は問題用紙の余白に「ドラマ、どこ?」というように質問の内容を素早くメモする方法が有効です。また、選択肢を聞いている間は◯とXで選択肢の番号に印をつけていくことをおすすめします。そうすれば正解を見失うリスクを減らすことができます。

解答時間は10秒です。この間に素早くマークシートを塗りつぶし、次の問題の選択肢に目を通し質問の予測を立てておきましょう。


第2部のコツまとめ
✅事前に選択肢に目を通し質問の予測を立てる
✅1回目で会話のトピックと質問のキーワードを聞き取る
✅2回目は質問の答えに集中して聞く
✅メモを取りながら聞く


at campus

第3部 コツ:選択肢から質問を予測、1回目はトピックと質問を聞き取り、2回目はその答えに集中して聞く

第3部では、短いパッセージの内容に関する質問に答える問題が出題されます。(放送回数2回)

会話ではなく、35語から40語ほどの説明文というところが先ほどと違うところです。こちらも補助イラストはありませんが、選択肢が印刷されています。ただし選択肢の読み上げはありません。

ここでも何についての説明文なのかを予測するために、選択肢に必ず目を通しておくことが大切です。

  1. Once.
  2. Twice.
  3. Three times.
  4. Many times.


という選択肢であれば、「何かの回数を聞いている?」ということがわかりますね。


放送の説明文と質問はこうです。

Pam often travels for work. Next month, she’ll go to Chicago. She has only been there once. She has been to New York three times. Last year, she went to Los Angeles many times.

Question: How many times has Pam been to Chicago?

1回目に聞くときに大切なことは、説明文の全体のトピックを掴み質問文に含まれているキーワードを聞き逃さないということです。

キーワードは強く発音されますなので、この場合だと、How many times, Pam, been, Chicagoの4つがキーワードになります。「何回、パム、行ったことがある、シカゴ?」という質問から、「パムは何回シカゴに行ったことがある?」という内容が理解できます。

説明文と質問はもう一度くり返されます。

2回目を聞くときに大切なことは、これも質問の答えを探すように説明文を聞くということです。説明文でも選択肢の語句を意図的に含ませてありますので、このトリックに騙されてはいけません。耳の神経を集中させ「シカゴに行ったことがある回数」だけを聞き取るようにしましょう。

内容はこうでした。

「パムはよく出張で旅をします。来月にはシカゴに行く予定です。シカゴには1度行ったことがあります。ニューヨークへは3回行ったことがあります。去年はロサンゼルスに何度も行きました。」

答えは1番です。

第3部ではこのような形式が10問出題されます。

メモつにいては、これも1回目に「シカゴ、何回あるか」という質問の内容を素早くメモをし、選択肢を聞いている間は◯やXで選択肢に印をつけていく方法がおすすめです。正解を見失うリスクを減らすことができるからです。

解答時間は10秒です。その間に正しい答えを素早くマークし、次の問題の選択肢に目を通し質問の予測を立てましょう。



第3部のコツまとめ
✅事前に選択肢に目を通し質問の予測を立てる
✅1回目で説明文のトピックと質問のキーワードを聞き取る
✅2回目は質問の答えに集中して聞く
✅メモを取りながら聞く



英検におすすめの本!

英検3級リスニング 対策とコツ まとめ

いかがだったでしょうか。

まとめると、

  • 目を通せるものは目を通し予測を立てる
  • 第2部と第3部では、1回目は全体のトピックと質問のキーワードを聞き取る
  • 2回目は質問された答えに集中して聞く
  • メモをとる


の4つでした。

実際のリスニングはテンポよく進んでいきますので、25分間ですがあれよあれよと言う間に終わってしまいます。

また、聞き取れなかったといって、決して前の質問に戻って考え直したりしてはいけません。その間に放送は次の問題に進んでしまい、その問題にさえも手をつけられない状態を引きずってしまいます。

聞き取れなかったものはあきらめ、気を取り直して次の問題に挑めるよう心の準備をしてください。

コツを掴んで練習問題をたくさんこなせば必ず成果は表れます。ぜひ一次試験を突破して、二次にこぎつけてください!みなさんの健闘を祈ってます。

おわり

英検の概要、3級のオススメ理由を特集した記事はこちらです!

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こんにちは!英会話スクールの主任講師として約10年ほど英会話を教えてきました。英会話スクール講師のほかTOEICセミナー講師、通信教育の添削指導者、英語翻訳などを経て、現在は大阪で主婦をしています。TOEIC910点取得。得意分野は英文法、発音、英検・TOEIC、アメリカンカルチャーなど。中学英語の見直しを基本に、みなさんに役に立つ記事を発信しています!