こんにちは。
英会話の最初の一歩でもある「挨拶」。みなさんはどれだけ自信を持って英語で出来ますか?
ひょっとして、いつもHow are you?で済ましていませんか?
今回は中学の英語の教科書に出てきた挨拶とはちょっと違う、実際に友達同士でよく使われている英語の挨拶をたっぷりご紹介したいと思います。
How are you?よりもクールで、よく使う表現なのでぜひ覚えてくださいね。しかもとっても簡単!明日からすぐに使っていくことができるものばかりです。
ではさっそくみていきましょう。
クリックできる目次
友達に会った時の自然な英語の挨拶は、素早くシンプルに

まずは、中学で習った挨拶を思い出してみましょう。
中学で習った挨拶
- Hello.
- Hi.
- Good morning.
- Good afternoon.
- Good evening.
などがありましたね。
それとセットで、
- How are you?
と、
- I’m fine, thank you. And you?
というお馴染みの受け答えを学びました。
覚えていましたか?覚えていた人は英語の授業をきちんと受けていた人です。自信を持ちましょう。
ところがこの“How are you?”という言い方は、ほとんど普段使われることはありません。特に若い人たちや友達同士の間では。
なぜかというと、“How are you?”という言い方はとても堅苦しくてフォーマルな感じに聞こえてしまうからです。
確かに日本語でも友達同士で「お元気ですか?」「はい元気です。ありがとう。あなたは?」なんていう挨拶は絶対しないはずです。
唯一“How are you?”を使うシチュエーションは、初めて会った人に言う「初めまして」という意味で使う時ぐらいでしょうか。
ではネイティブは一体どんな挨拶をするのか、さっそくみていきましょう。
ネイティブが使う自然な挨拶とは?「友達に会った時」
ファーストネームで呼び合うようなカジュアルな友達同士の間では、
などがよく使われます。どれも「元気?」という意味です。
yaはyouのくだけた表現で、doingがついたり、How’s it going?という全く新しい言い方もありますね。
最初にHiやHeyと、ひと言添えた方がいいでしょう。
答え方は深く考えずにシンプルで大丈夫です。

Good.
Not bad.
Pretty good.
All right.
などです。
ここで一つみなさんにお伝えしておきたいことは、相手に「元気?」と聞かれたからといって、「今日の気分?そうねえ…。」というように、答える時に自分が今元気かどうかを深く考えてはいけません。
聞いた相手も、今日みなさんの体調がどうかを知るために「元気?」と聞いたわけではありません。これは質問ではなく「挨拶」だということを覚えておきましょう。
ですので、受け答えはシンプルに、素早く、が鉄則です。
また久しぶりに会った友達には、

It’s been a while! How have you been?
と言います。これは「久しぶり!元気にしてた?」という言い方です。
It’sはIt hasの省略形で、「イッツ」と発音します。
他にも同じ意味で、

It’s been a long time!
という言い方もあります。
答え方はさっきの「元気?」と同じように、

Good.
Not bad.
Pretty good.
All right.
でOKです。
あとは似たような意味で、

Long time no see!
という言い方もありますが、これは中国語の「好久不見」を英語に直訳したもので、本来の英語らしい表現ではなく文法も正しくありませんね。ですので、海外のネイティブの人はあまり使いませんが、簡単な言い方なので知っておいてもいいと思います。
答える時はオウム返しのように

Long time no see!
といえば大丈夫です。
さらに若い男性の間では、

What’s up?
という挨拶もあります。これはアメリカでよく使われている言い方で「おっす」「よっ」という意味です。映画やドラマでも聞いたことがある人も多いかもしれませんね。
これには、

What’ up?
とそのまま返してもいいですし、

Nothing.
Not much.
というのが決まった返しです。
これも質問ではなく「挨拶」ですので、深く考える必要はありません。気をつけなければいけないのは、このWhat’s up?はとてもくだけた挨拶なので、使う相手を間違えないようにしましょう。
また、What’s up?には挨拶ではなく質問であるケースがあります。その時の状況で挨拶なのか質問なのかを判断するのですが、友達に会って最初に軽く言う時は挨拶、何か相談があったり聞いてほしいことがある相手には「何かあったの?」とか「どうしたの?」という意味になります。
語尾のイントネーションでも区別できる時があります。下がっていれば挨拶、上がっていれば質問です。その場合は近況を聞かれていますので答えてあげましょう。
このように、近況を聞く質問は他にも、

What are you up to?
久しぶりに会った友達には

What have you been up to?
などがあります。
併せて覚えておくといいですね。
友達と別れる時の自然な英語の挨拶も、素早くシンプルに

中学で習った挨拶
まずは同じように中学で習った挨拶を思い出してみましょう。
- Good bye.
- Bye
- See you.
などがありましたね。これでも十分使えます。
この中ではGood byeが一番丁寧な言い方になります。後のByeやSee youはカジュアルな言い方です。
目上の人などには、
- Good bye.
- I’ll see you later.
などを使いましょう。
ネイティブが使う自然な挨拶とは?「友達と別れる時」
まず話の途中でいきなり「さよなら!」はおかしいので、「そろそろ行かないと」という一言を言うと会話を切り上げることができます。例えば次の予定がせまっているときなどにも役立ちます。
- Well, I gotta go now.
- Well, I should go now.
nowはここでは「そろそろ」という意味です。
ネイティブがよく使う別れ際の挨拶には、

See ya later.
Catch you later.
See ya soon.
See you around.
などがあります。どれも「また後でね」という意味です。yaはyouのくだけた表現です。laterは「後で」、soonは「すぐに」なので、数時間後に会うと決まっていればSee you soonを使いましょう。
aroundは次いつ会うか決まっていないときに使います。「またいつかね」というニュアンスでしょうか。
次に会う時間が決まっていれば、

See you later at 6 pm.
のようにSee youの後に「at+時間」をつければOKです。
返事は、

OK, bye.
Later.
See ya.
などのようにシンプルに返しましょう。
他にも別れ際の挨拶があります。

Take care.
これは、「気をつけてね」「元気でね」という意味があります。
これに対する返事は、

Thanks. You too.
「ありがとう 君もね」と返します。
他には、

Keep in touch.
これは「連絡を取り合いましょう」という意味です。
それには、

I will.
Will do.
Absolutely.
Sure thing.
と答えます。「そうするよ」という意味ですが、absolutelyやsureには「もちろん」という意味があるのでより積極的な感じです。
もう一つ、

I’ll text you later.
I’ll e-mail you later.
という言い方があります。これは「後でメールするね」という意味です。
ここでのtextは「SNSなどで簡易メッセージを送る」という動詞で、e-mailは「メールアドレスにメールを送る」という動詞です。I’ll send you a textやI’ll send you an e-mailというようにtextとe-mailは名詞として使うこともできます。
返し方は先ほどと同じように、

OK. Bye.
Later.
See ya.
と答えればOKです。
「友達との英語の挨拶」まとめ
いかがでしたか。
今回は中学では教わらなかった自然な挨拶をご紹介しました。中学英語は誰にでも通じる中立的な表現になっていますので、決して間違った英語ではありません。むしろ世界で通じる一番大切な英語といってもいいでしょう。
でも友達同士ではくだけた表現で会話がしたいですよね。そんな時には今日ご紹介した挨拶の表現をぜひ使ってみてください。どれもカジュアルで自然な表現ばかりです。大切なのは素早くシンプルにです。いきなり会っても慌てないようにぜひ声に出して何度も練習してみましょう。
How are ya?
How are you doing?
How’s it going?