みなさんは日ごろ自分の家族やパートナーに「愛」を伝えていますか?
洋画や海外ドラマを見ていると、「愛」を伝えるにもいろんな言い方があることに気付かされます。中にはアツすぎて聞いてるこっちが恥ずかしくなってしまうものも!そんな素直に自分の愛する気持ちを相手に表現する英語文化には、いろいろな表現やイディオムが存在するのです。
今回はそんな「愛」に関するフレーズやイディオムをいろいろご紹介したいと思います。もし想いを伝えたいパートナーがいる人は、ぜひ使ってみてください!
I love you以外にもある!「愛してる」のいろんな言い方10選
「愛してる」はI love youだけではありません。別の言い方を使って変化をつけてみましょう!
I’m totally into you.
あなたにゾッコンです。
totallyは「完全に」という意味の動詞で、intoは「〜の中へ向かって」という意味の前置詞です。into youで「あなたに夢中・ゾッコン」というニュアンスです。
このintoという前置詞は他にも、I’m into Korean TV series.「韓流ドラマに夢中です」とか、I’m into skateboarding recently.「最近スケボーにのめり込んでいる」というような使い方もできます。自分の近況を報告したりする時にも使えるので覚えておくといいですね。
I really care about you.
あなたのことが大好きです。
careは「気にかける・大切にする」という意味の動詞です。care about youで「あなたのことが好きだ」という意味になります。reallyをvery muchに変えて、I care about you very much.にしても意味は同じです。
ポイントは、reallyやvery muchを一緒に使うということです。これがないと、「気にかけている」という意味になり、せっかくの恋愛のニュアンスが伝わらないからです。なので、愛を込めて「大好き」という意味で使うなら、reallyやvery muchを一緒に使いましょう。またこれは、愛する家族や友達に対しても使うことができます。
I adore you so much.
あなたのことが大好きです。
さっきのI really care about youと意味が似ている表現です。adoreには「愛おしく思う・崇拝する」という意味があります。なので、「尊敬するくらい好きだ・敬愛する」ということですね。これも異性だけでなく、尊敬する友人や家族にも使うことができます。
I’m mad about you.
あなたにもう首ったけ。
ここでのmadは「気が狂っている」という意味の形容詞です。相手のことが好きすぎて、気が狂ってしまいそうな気持ちを表しています。I’m crazy about youという表現も同じ意味です。
ただし気をつけるポイントが一つ。mad aboutではなくmad atにすると「〜に対して激怒している」という意味になってしまうので注意!
I’m mad about you.
あなたにもう首ったけなの。
Greg is mad at you.
グレッグがあなたにカンカンよ。
madを使う際には、ぜひ前置詞に気をつけてください!
I really like you.
あなたのこと本当に好きよ。
トム・ハンクスも出演しているカーリー・レイ・ジェプセンの「I really like you」という曲がありました。
このフレーズは、付き合ってはいないけど、暗に「友達以上にあなたのことが好きだ」という想いを伝えることができます。そしてそう言われた相手は、自分に興味があるんだなというヒントを得ることができます。いきなりはちょっと言いにくいけど、ヒントぐらいはあげた方がいいかな?って時に便利なフレーズですね。そこからどうなるかはもちろん本人たち次第!
I’m in love with you.
あなたに恋してます。
be in love with+人で「〜に恋をしている」という意味になります。
同じloveを使うのに、“I love you”とどう違うの?と疑問に思いませんか?それは恋か愛かの違いです。愛はもっと深い気持ちを指すことが多く、恋はその手前ですね。ドキドキしたり顔が赤くなったり、それが恋です。それが愛に変わると、相手を深く思いやり守ってあげたい気持ちに変化します。そうなればI love youになるというわけです。
I’m fond of you.
あなたのことが大好きよ。
be fond of〜で「〜が好きだ」という意味になります。I like youと似ていますが、likeは単に広い意味で「好き」であるのに対し、be fond ofは相手と慣れ親しんだ時間が長く、愛情を含めて「好き」というニュアンスです。
ofは前置詞なので、後に名詞や動名詞が続きます。また、恋愛感情ではなく昔から慣れ親しんで好きであることについても使うことができます。
I’m fond of my hometown.
私は自分の故郷が大好きです。
I’m fond of reading books in the park.
私は公園で本を読むのが大好きです。
You’re the one for me.
あなたは私にとって運命の人。
このthe oneは「運命の人」という意味です。ここでのoneは=person(人)を指し、theを付けることで「まさにその人物」という意味になります。
他にも、
You’re the one who did it, aren’t you?
あなたがそれをしでかした張本人でしょ?
He is the one to save this world.
彼こそこの世の救世主だ。
など、映画などでもよく出てきますのでチェックしてみてください!
You’re my one and only.
君は僕の生涯の女性だ。
oneは先ほども出てきたように「運命の人」という意味です。and onlyとあるので、「唯一の」「生涯の」という意味が加わり、ほぼ結婚を意識した表現になります。ケンカした後にこれを言われると思わず許してあげなくなるかも?!

We’re meant for each other.
僕たちはお互いに結ばれる運命なんだ。
be meant be〜は「〜という運命だ」という意味です。meantは動詞のmean(=意味する)の過去分詞で/mént/と発音します。each otherは「お互い」という意味なので、be meat for each otherで「お互い結ばれる運命だ」ということですね。
同じ意味で、
We’re meant to be together.
という言い方もあります。
loveを伝える胸キュンイディオム5選
イディオムとは、文字どうりの意味を超えて新しい意味になった言い回しのことです。英語には恋愛に関するイディオムもたくさんあるので、いくつか紹介しますね。
You’re the light of my life.
君は僕の人生の光だ。
「人生の光」は人生とって一番大切なもの。愛する人は、人生に光をさしてくれる存在なのです。自分がそう例えられたらとても幸せな気分になりますね。
lightを動詞にして、
You light up my life.
と言うこともできます。
I’ve fallen head over heels in love with you.
君と恋に落ちている。
これは、起きている間じゅうその人のことが頭から離れないなど、どっぷり恋愛にハマっている状態です。fall in love=恋に落ちる、という表現を聞いたことがあると思いますが、headは「頭」、heelsは「かかと」なので、fall head over heals in love=真っ逆さまに落ちていく、というニュアンスです。文が長いので、言う前はたっぷり声に出して練習してくださいね。
また、
I’m head over heals for you.
として言うこともできます。こちらの方が短くてスッキリしているので覚えやすいかもしれません。
I have a crush on him.
彼に片思い中なの。
crushは「押しつぶす・押し砕く」という意味です。それがhave a crush on+人で、「〜に片思いする」という意味になります。
これは若い人たちに使うイディオムで、特によく知らない相手に対して衝動的に好きになり、片思いゆえ、長続きしない恋心を指すことが多いです。
例えば、たまたまテレビで見たアイドルや、話しかけたこともない他校の異性のことが好きになってしまったりした時などに、この表現が当てはまります。
I have a crush on the lead singer of the band.
あのバンドのメインボーカルに夢中なの。
Samantha seems to have a crush on the third grade teacher.
サマンサは3年生の先生に片思いしているみたいだ。
また、よくティーンズなどが年上の異性に抱く一時的な幼い恋愛感情は、「子犬」という意味のpuppyを使ってpuppy loveと呼ばれます。
Katy is crazy about Mike, but I think it’s just puppy love and don’t expect it to last.
ケイティはマイクに夢中だけど、ただの一時的な恋愛だと思うから長続きは期待しちゃダメね。

I have a soft spot for you.
君にメロメロだよ。
have a soft spot for+人で、「〜にメロメロだ」という意味です。その人のためなら何でもしてあげたくなる、というニュアンスです。ここでのsoftは「優しい」という意味で、その人のことになると何でも許してしまうくらい優しくなれる、というニュアンスです。これは恋愛でなくても、姪や甥、ペットなどに対しても使うことができます。
I have a soft spot for my niece.
私は自分の姪にメロメロです。
The teacher had a soft spot for David.
その先生はデイビッドには甘かった。
You’re the apple of my eye.
君は僕の宝物だ。
直訳すると「君は僕の目のリンゴだ」になりますが、ここでのthe appleは「瞳」を指しています。聖書にも書いてあるほどで、その昔、瞳というものは硬くてリンゴのような形をしていると信じられていました。それが、「それがなければ何も見えないくらい大切なものだ」という意味になり、この表現になったようです。
普通、この表現は愛する家族に対して使います。
Daniel’s youngest daughter is the apple of his eye.
ダニエルは自分の末っ子をとても愛おしく思っている。

段階別!英語で「付き合ってる」は何て言う?
さて、「付き合ってる」を英語でなんて言うか疑問に思ったことありませんか?今自分はどの恋愛段階にいるのか、それぞれ違う動詞を使って表すことができます。
see
まだ出会って数回ぐらい。お互いのことをどんな人か探っている段階。普通seeは進行形にはできない動詞ですが、あえて進行形にして使うと「頻繁に会っている」という意味になります。
Tim and Lisa are seeing each other recently.
ティムとリサは最近よく会ってるよ。
go out with/date with
この段階で恋愛に発展し、日本語の「付き合っている」という意味になります。
How long have you been going out with him?
彼とどのくらい付き合ってるの?
John has been dating with her for a few months.
ジョンと彼女は数ヶ月付き合っています。
be together/be with/go steady with
steadyは「安定している」という意味です。2人でいることがごく自然になり、そろそろ結婚を意識するようになる段階です。
They have been going steady for a long time.
彼らは長いこと付き合っています。
How long have you been together?
あなたたちは付き合ってどのくらいなの?
I’ve been with Matt for three years.
私とマットは3年ずっと付き合っています。
カップルや夫婦が相手を呼び合うときには、名前の他に特別な呼び方をする時があります。サラッとそう呼び合っているカップルにちょっと憧れたりするんですが、どんなものがあるかご存知ですか?
よく使われているのが、honey, sweetie, sweetheart, baby, babe, sugar, cutieなどです。これは男性から女性へ、女性から男性への両方で使うことができます。
- Good night, sweetie.
- Hey babe, where do you wanna go today?
- What’s up, cutie?
終わりに
いかがでしたか?恋愛を言葉で表現するってステキでしたね。英語を話すパートナーがいなくても、映画や海外ドラマなどで聞いたりするフレーズやイディオムなので、耳にする機会はあると思います。ぜひいろんな映画を見て探してみましょう!
イディオムが面白い!それってどういう意味?詳しくは下の記事で紹介してます↓
あなたは好きな人ができたら告白する方ですか?それとも告白されるのを待つ方ですか?
実は欧米では好きな人に「告白する」という習慣がありません。普通どちらかが食事などに誘って、そこでお互いの気が合えば次また会うみたいな感じで進んでいきます。恋愛に発展するかは、その時の雰囲気を感じ取ったりしながら自然の成り行きにまかせることがほとんどです。
日本のアニメやドラマでよく見る「好きです!付き合ってください!」は、実に日本らしい文化なのです。