意外と簡単!be動詞の過去形はwasとwereの2つだけでいい

past



今日は「be動詞の過去形」についてわかりやすく解説したいと思います。

まず「時制」という言葉から説明しましょう。

「時制」とは、いつの事を言っているのかを表す形式“のことをいいます。そして時制には「過去」「現在」「未来」の3つがあります。

みなさんはこの3時制を自由に操る自信はありますか?

例えば、

私の母は会社員でしたが、今は主婦です。

私の母は旅行が好きで、明日京都にいく予定です。

私の母は韓国語を勉強していて、先月韓国語試験に合格しました。

これらの文は、過去・現在・未来時制が入り混じっています。

初心者の方ほど英語を話すときに時制を忘れてしまいがちですが、英語を話す上で時制はとても大切なのです。

今回はそんな時制のうち、「過去」にフォーカスを当ててみます。過去は過去でも「be動詞の過去形」です。

これを読めば、be動詞の過去形に自信がつき、自分が英語を話す時にはきちんと時制を意識することができるはずです。

ではみていきましょう。

そもそもbe動詞とは?

まずbe動詞とは何かということを確認しておきましょう。be動詞とは、am, is, are の3つの動詞のことです。これは文の中でです」「います(あります)という意味になります。

例えば、

I am an office worker.
私は会社員です

He is kind.
彼は親切です

My sons are in Canada.
私の息子たちはカナダにいます

be動詞の過去形はwasとwereの2つだけ

今回フォーカスする「過去形」というのは、過去に起こったことを言う時に使う時制です。当たり前ですが、過去に起こったことであり、今はもうそうではないということですね。


be動詞の過去形はこのようになります。

主語be動詞be動詞の過去形
Iamwas
you / we / they / 複数形の名詞arewere
he / she / it / 単数形の名詞iswas


このようにbe動詞の過去形はwaswereの2つしかありません。覚えないといけないのは、いつwasを使っていつwereを使うのかということだけです。それは主語を見ればわかります。


では先ほどの例文を「でした」「ありました(いました)」という過去の文にしてみましょう。


I was an office worker.
私は会社員でした

He was kind.
彼は親切でした

My sons were in Canada.
私の息子たちはカナダにいました


となります。

canada

練習問題 be動詞の過去形was/were 

では練習問題で確認しましょう。

日本語に合うようにカッコにbe動詞を入れてください。

  1. I (   )in Europe for 3 years.
    私は3年間ヨーロッパにいました
  2. The dinner (   )very delicious.
    夕食はとてもおいしかったです
  3. We (   )young when we got married.
    結婚した時私たちは若かったです
  4. He (   )hungry after the game.
    彼は試合のあとお腹がすいていました
  5. Those apples (   )not from Aomori.
    そのリンゴは青森産ではありませんでした


解答と解説 

  1. was
    主語はIです。
  2. was
    主語はthe dinnerで単数形の名詞です。
  3. were
    主語はweです。
  4. was
    主語はheです。
  5. were
    主語はthose applesで複数形の名詞です。

be動詞/過去形の否定文は、wasやwereのすぐあとにnotを入れる

否定文はwaswereのすぐあとにnotを入れるだけです。また短縮することもできます

be動詞過去be動詞過去の否定形
(短縮形)
waswas not
(wasn’t)
werewere not
(weren’t)

例えば、

I was not hungry.
私はお腹がすいていませんでした

She wasn’t tall when she was young.
若いころ彼女は背が高くありませんでした

The cats were not here.
その猫たちはここにはいませんでした

They weren’t happy.
彼らは幸せではありませんでした


となります。

be動詞/過去形の疑問文はwasとwereを文頭に持ってくる

question

聞き方

疑問文を作る時は、もともと主語の後にあったbe動詞を文頭に持ってくるだけです。そして、文末にはクエスチョンマークをつけましょう。

例えば、

Were you a teacher 5 years ago?
あなたは5年前先生でしたか

Was he at school last Saturday?
彼は先週の土曜日学校にいましたか

Was the new movie interesting?
新しい映画は面白かったですか


となります。

答え方

答える時は、同じbe動詞を使って答えます。英語では同じ語をくりかえし使うことを避けるため、主語は代名詞に置き換えましょう

Yes, 主語 was/were.

No, 主語 was not(wasn’t) / were not(weren’t).


例えば、

Was the weather nice yesterday?
きのうの天気は良かったですか

→ Yes, it was. / No, it was not(wasn’t).


Were the children overseas last summer?
子供たちは去年の夏は海外にいましたか

→ Yes, they were. / No, they were(weren’t).


となります。

relax

過去形と一緒に使うフレーズ

さて、過去形の文はしばしば「時を表す表現」が一緒に使われます。

「時を表す表現」とは、具体的には「きのう」「おととい」「去年」「5分前」などといった言葉です。

意味使い方
last 〜 ひとつ前の〜last night「昨夜」, last Sunday「先週の日曜日」, last week「先週」, last time「前回」, last summer「去年の夏」など
〜 ago〜前3days ago「3日前」, a few hours ago「数時間前」, a month ago「1ヶ月前」, a long time ago「昔」, a little while ago「さっき」など
yesterday昨日
yesterday〜昨日のyesterday evening「昨日の晩」, yesterday afternoon「昨日の午後」など
the day before yesterday 
おととい
at that timeあの時
in those days当時
in the past過去に


これらの言葉は文末に置いて、具体的に過去のいつのことなのかをはっきりさせることができます。また、これらの言葉は過去形でしか使えないので覚えておきましょう。


例えば、

Katy was sick last night.
ケイティは昨夜病気でした

The children were in the bedroom a while ago.
子ども達はさっき寝室にいました

Melissa had a car accident in the past.
メリッサは過去に交通事故にあった。


となります。

be動詞の過去形was/were 仕上げ問題

それでは仕上げの問題をやってみましょう。日本語に合うようカッコに一語ずつ入れてください。

(  )(  )in the kitchen.
私はキッチンにいました

I/was
主語は「私」なのでIを使います。「いました」とあるのでbe動詞の過去形wasを入れます。



He (  )a fast runner.
彼は走るのが速くありませんでした

wasn’t
「ありませんでした」とあるのでbe動詞の過去形を使います。主語がheなのでwas、否定文なのでnotを入れますが、カッコがひとつしかないので短縮形のwasn’tを入れます。



(  )(  )in London 2 (  )ago?
彼女は2週間前ロンドンにいましたか

Was/she/weeks
主語は「彼女」なのでsheを使います。「いましたか」とあるのでbe動詞の過去形を使います。疑問文なので文頭にbe動詞を置きます。「2週間前」は2 weeks agoと言います。



These strawberries (  )(  )sweet.
このイチゴは甘くありませんでした

were/not
主語は複数形の名詞strawberriesです。「ありませんでした」とあるのでbe動詞の過去形を使います。否定文なのでnotをいれます。



(  )your father a pilot (  )(  )(  )?
あなたのお父さんは当時パイロットでしたか

Was/at/that/time
主語はyour fatherで単数形の名詞です。「でしたか」とあるのでbe動詞の過去形を使います。疑問文なので文頭にbe動詞を置きます。「当時」はat that timeと言います。



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be動詞の過去形was/were まとめ

いかがでしたか。

今回の内容をまとめると、

  1. be動詞の過去形はwasとwereの2つだけ
  2. 否定文はbe動詞のすぐあとにnotを入れる
  3. 疑問文はbe動詞を文頭に置く
  4. 過去形とだけ一緒に使われる時の表現がある



でした。

間違えてしまった人は何度も練習問題をくりかえし解いてみてください。慣れるまでには時間がかかるかもしれませんが、練習をかさねるとスッと出てくるようになります。最終的には日本語の文をみて瞬間的に英文に変換できるようになれば完璧ですね!ぜひ頑張ってください。

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こんにちは!英会話スクールの主任講師として約10年ほど英会話を教えてきました。英会話スクール講師のほかTOEICセミナー講師、通信教育の添削指導者、英語翻訳などを経て、現在は大阪で主婦をしています。TOEIC910点取得。得意分野は英文法、発音、英検・TOEIC、アメリカンカルチャーなど。中学英語の見直しを基本に、みなさんに役に立つ記事を発信しています!