動名詞とは?基本と応用を8分でクイック解説!

gerund



今回は動名詞(gerund)のキホンと間違えやすいポイントを要点だけにしぼって解説していきます。動名詞とは一体なんなのか?いや、もうそれは分かっているけど注意するところだけを知りたいという方への内容になっています。

後者の方は目次からスキップすることができます。

では見ていきましょう。

そもそも動名詞とは?動名詞のキホン

動名詞とは何か?

動名詞とは?

動名詞とは、①動詞をing形に変化させ、②「〜すること」という名詞の役割を持たせたものである。

それではこの2点について解説していきます。

まず動詞をing形にする方法ですが、基本は動詞の原形にingをつけるだけで作ることができます。ただし、一部の動詞にはルールがあるので覚えておきましょう。

それが次の2つです。

動詞の種類ルール
eで終わる動詞eを取ってingをつけるmaking
coming
taking など
アクセントのある母音+子音のp/t/m/nで終わる動詞子音のp/t/m/nをpp/tt/mm/nnにしてingをつけるstepping
cutting
swimming
beginning など

次に、動名詞は名詞であるということです。動詞?それとも名詞?と迷っている方は特に注意です。

I’m playing tennis.
私はテニスをしています。

Playing tennis is fun.
テニスをすることは楽しい。

I saw a man playing tennis.
私はテニスをしている人を見た。

これらの文で「〜すること」という意味になる動名詞を使っているのは2番目の文だけですね。あとの2つは全て動詞です。

見極めるポイントは、動名詞であれば名詞のように代名詞 it で置き換えることができるかどうかを考えてみることです。

さっきの例では

Playing tennis is fun.

だけが、itに置き換えることができますね。

Playing tennis (=It) is fun.


動名詞のキホンはこの2点です。しっかり覚えておきましょう。

動名詞を使う4つの必須パターン

では実際にどんなふうに文中に登場するのか、4つの必須パターンに分けて見ていきましょう。

1. 主語として

動名詞は名詞のように主語にすることができます。

Eating healthy food is important.
健康的な食事をすることは大切だ。

Reading in the dark is not good for your eyes.
暗闇で本を読むのは目に悪いですよ。

動名詞を使った主語があまりにも長くなりそうな時は、動名詞を不定詞に変えて、It is ~ to …「…するのは〜だ」という言い方をするのが普通です。

Playing this song on the piano without music is impossible.(主語が長い!)
楽譜を見ないでピアノでこの曲を弾くのは不可能だ。

→ It is impossible to play this song on the piano without music.(主語がスッキリ!)

後ろに移動してもto…の部分を主語として扱います。文頭の it は仮の主語なので意味はありません。(これを形式主語と言います)

2. 補語として

動名詞は名詞と同じように補語としても使うことができます。補語とは「主語 is 補語」の形で主語を補い、「主語=補語」の関係になります。

My hobby is traveling.
私の趣味は旅行をすることです。
(my hobby=traveling)

His favorite way to spend the weekend is doing outdoor activities.
彼のお気に入りの週末の過ごし方はアウトドアをすることです。
(his favorite way to spend the weekend=doing outdoor activities)

3. 動詞の目的語として

動名詞は名詞と同じように動詞の目的語としても使うことができます。

I quit smoking last year.
去年タバコを吸うのをやめました。

My father enjoys drinking whiskey on the weekend.
私の父は週末にウイスキーを飲むのを楽しみます。

She doesn’t like playing sports.
彼女はスポーツをするのを好みません(好きではありません)。

動名詞の他にも、主語の補語になったり動詞の目的語になるもの「不定詞」というものもあります。以下の記事は動名詞と不定詞の違いにも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください↓

infinitive

4. 前置詞の目的語として

動名詞は名詞と同じように前置詞の目的語としても使うことができます。前置詞にはat, to, on, before, withoutなどがあります。

I’m good at skiing.
私はスキーをするのが得意です。

Wash your hands before eating breakfast.
朝ごはんを食べる前に手を洗いなさい。

He left without saying goodbye.
彼はさよならも言わずに出て行った。

My sister is looking forward to seeing us.
私の姉は私たちに会うのを楽しみにしている。

I’m used to traveling abroad.
私は海外旅行には慣れている。

be good at〜ing「〜するのが得意だ」、look forward to〜ing「〜を楽しみにしている」、be used to〜ing「〜するのに慣れている」などはすでに決まった表現で、英検などの資格試験でもよく出題されるので覚えておくといいと思います。特に、この場合のtoは前置詞なので、その後には名詞や動名詞が続くということがポイントです。

study

動名詞の注意すべきポイント

動名詞しかとらない動詞がある?!

「〜することを…する」というように言いたい時は、少し気をつけないといけない場合があります。

例えば、

「料理をすることを楽しむ」と言いたいときには、

enjoy eating

と言い、

enjoy to eat

とは言いません。

これはenjoyという動詞には動名詞しか続けてはいけないという文法上のルールがあるからです。

このenjoy以外にも色々あるのでいくつか挙げておきます。

動名詞だけをとる動詞意味
practice〜を練習するI practiced playing the piano.
私はピアノを弾くのを練習した。
×to play
avoid〜を避けるI want to avoid taking a risk.
私は危険を冒すのを避けた。
×to take
admit〜を認めるI admit telling you a lie.
君にウソをついたことを認めるよ。
×to tell
quit〜をやめるI quit eating sweets.
私は甘いものを食べるのをやめた。
×to quit
stop〜をやめるI stopped watching TV.
私はテレビを見るのをやめた。
×stopped to watch
give up〜をあきらめる/〜をやめるI gave up eating sweets .
私は甘いものを食べるのをやめた。
×gave up to eat
miss〜し損なうI missed taking the 9 o’clock bus.
私は9時のバスに乗り遅れました。
×missed to take

これは慣れるしかないので頑張って覚えましょう。

分詞とは違う(中級者向け)

もう一つ注意しておきたい点は、動名詞は分詞ではないということです。

決定的な違いは、分詞は「〜している〇〇」という状態を表し、名詞を修飾する形容詞の働きがあるのに対し、動名詞は「〜すること」という動作を表し、それ自体名詞の働きがある、ということです。

I saw a crying girl.
私は泣いている女の子を見た。

Do you know the talking man?
その喋っている男の人を知っていますか?

のように、

泣いている女の子」
「喋っている男の人


の「泣いている」「喋っている」というのは、それぞれ「女の子」「男の人」を修飾する形容詞の働きがありますね?

一方動名詞は、

Eating breakfast is important.
朝食を食べることは大切だ。

I like playing tennis.
私はテニスをすることが好きです。

のように、

朝食を食べること
テニスをすること

の「食べること」「すること」というのは、それぞれ「〜こと」で終わる名詞ですね?

では例文で確認してみましょう。この中で分詞を使っている文はどれかわかりますか?

  1. Watching TV is fun.
  2. Look at the crying baby.
  3. I’m thinking about having a dog.
  4. Eating too much makes you feel sick.

答えは、

だけです。

それぞれ

  1. テレビを見ること
  2. 泣いている赤ちゃん
  3. 犬を飼うこと
  4. 食べ過ぎること

となり、②だけがcryingが「赤ちゃん」という名詞を修飾する形容詞の働きをしていることがわかります。


また、分詞を置く位置についてですが、

普通は

crying+girl
talking+man

のように前から名詞を修飾するのですが、

I saw a girl crying in the park.
私は公園で泣いている女の子を見た。

Do you know the man talking with Mr. Wilson?
ウィルソンさんと喋っているその男の人を知っていますか?

のように、

分詞の後にさらなる情報(この場合は“in the park”, “with Mr. Wilson”)があるときは、現在分詞を名詞の後ろに置いて後ろから修飾します。名詞と現在分詞の間には何も挟まないということがポイントになります。

×a crying in the park girl
×the talking with Mr. Wilson man

のようには言わないので注意しましょう。

形が動名詞と似ていることから間違えやすいのですが、分詞は「〜している」という状態を表し形容詞的な役割を持っているのに対し、動名詞は「〜すること」という動作を表す名詞であるということを押さえておきましょう。

動名詞の基本と応用 まとめ

以上が動名詞についてでした。今回のことをまとめておきましょう。

1. 動名詞とは、動詞をing形に変化させ、「〜すること」という名詞の役割を持たせたものである。

2. 動名詞の使い方必須4パターンは、

  1. 主語として
  2. 補語として
  3. 動詞の目的語として
  4. 前置詞の目的語として

3. 注意すべき点2つ(中級者向け)

  1. 動名詞しかとらない動詞がある
  2. 動名詞は分詞とは違う

ルールさえ覚えてしまえば動名詞はとても使いやすく表現の幅が広がります。ぜひ会話に取り入れていきましょう!

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こんにちは!英会話スクールの主任講師として約10年ほど英会話を教えてきました。英会話スクール講師のほかTOEICセミナー講師、通信教育の添削指導者、英語翻訳などを経て、現在は大阪で主婦をしています。TOEIC910点取得。得意分野は英文法、発音、英検・TOEIC、アメリカンカルチャーなど。中学英語の見直しを基本に、みなさんに役に立つ記事を発信しています!