使い方はイメージで覚える!takeを使ったフレーズは困った時の救世主

taking



英語で言いたいけど単語が出てこない!

そんな時ありませんか?「面倒をみる」「耐える」「交代する」「はがす」などの動作は、難しい単語を使わなくてもtakeを使って簡単に言えるんです。

今回は、takeが持つ元々のイメージをつかんでもらい、takeを使っていろいろな表現やフレーズをご紹介したいと思います。

英語が出てこない!って時はぜひ使ってみましょう。

イメージで覚えよう!【take】には3つの意味がある

takeという言葉のイメージを押さえておけば、日常のいろんな場面で役に立ちます。辞書を引くとtakeには様々な意味があることが分かりますが、元になる動きのイメージは大きく分けて3つです。

その3つのイメージとは、

  1. 「受け入れる」「取り入れる」
  2. 「離す」「連れて行く」
  3. 「(労力や時間などを)要する」

です。

では一つずつ見ていきましょう。

①「受け入れる」「取り入れる」

まず一つ目として、takeには「受け入れる・取り入れる」というイメージがあります。

take

ではtakeを使った例文を見てみましょう。

I took some cold medicine.
私は風邪薬を飲みました

I took a taxi to the station.
私は駅までタクシーに乗りました

My daughter takes dance lessons every Monday.
私の娘は毎週月曜日、ダンスのレッスンを受けます

We took him into the member.
私たちは彼をメンバーに入れた

This jacket fits me well. I’ll take it.
このジャケットはピッタリ合います。これにします

This university took its name from the founder.
この大学の名前は創立者に由来します

I can’t take it anymore.
もうこれ以上耐えられないよ。


日本語訳だけ見ると言葉はどれも違いますが、元になるイメージはどれも、「取り入れる」「受け入れる」です。

「乗りました」
→「タクシーという交通手段を取り入れる

「受けます」
→「受け入れる

「します」
→「受け入れます

「由来します」
→「名前を取り入れます

「耐えられません」
→「受け入れられません


会話でつまづいてしまう人は日本語訳に頼りすぎているのかもしれません。訳ではなくその動詞が持つイメージを頭に入れておけば、自然と英語が口から出てくるようになります。

take a picture
Can I take a picture of you?

②「離す」「移動させる」

続いてのイメージは「離す」「移動させる」です。これは、物や人と一緒に何か(誰か)をその場から離すというイメージです。

では例文を見ておきましょう。

Because it’s sunny, I took the children to the park.
晴れていたので、私は子供たちを公園へ連れて行きました。

You should take an umbrella. It looks like rain.
傘を持って行くといいよ。雨が降りそうだ。

The trash smells bad. Can you please take it out?
ゴミが臭うね。外に出してくれない?

This shuttle bus will take you to the airport.
このシャトルバスに乗れば空港に着きます

The fire took my family and where we lived.
その火事で自分の家族と住みかが奪われた

It’s impossible to take this stain off the wall.
この壁のシミを取るのはムリです。


この場合もどれも「離す」「移動させる」というイメージです。takeの日本語訳はどれも違いますが、イメージは共通しています。

「連れて行く」
→「子供たちをその場から移動させる

「持っていく」
→「その場から傘を移動させる

「出す」
→「ゴミを移動させる

「着きます」
→「バスが自分を移動させる

「奪われた」
→「火事が家族や家を自分から引き離した

「取る」
→「シミを壁から離そう


これも日本語に頼りすぎるのではなく、takeのイメージをつかむようにすれば、簡単に言いたいことが口から出てきやすくなります。基本の英単語を覚える時はぜひイメージで覚えましょう。

taking off
A rocket is taking off.

③「(労力や時間などを)要する」

3つ目のイメージは「要する」です。これは、「時間や労力などを要する」という意味です。

例文を見てみましょう。

It took me all morning to finish the work.
その仕事を終えるのに午前中いっぱいかかりました

This car takes a lot of gas.
この車はガソリンを多く必要とします

It takes a lot of money to go to a university in the States.
アメリカの大学に行くのには多額のお金がいる

I’ll do whatever it takes to protect her.
彼女を守るためならなんでもする。(必要ならどんな手段でもとる)

It takes a lot of effort to learn a foreign language.
外国語を習得するには多くの努力が必要です


この場合のtakeはしばしば it を主語にして、人が何かをしようとする時にその代償として負荷(自分の時間や労力・お金)を要する、という意味になります。

There is no doubt about it
It seems to take a whole day to finish work.


以上がtakeの持つ3つのイメージでした。ぜひ覚えておくといいですね。

使える!takeを使ったフレーズ

ではここからはtakeを使った便利なフレーズを見ていきたいと思います。

日本語訳も載せてありますが、せっかくなので英語は英語のままイメージで理解するようにしましょう。

①「受け入れる」「取り入れる」のイメージを持つもの

take

take care of

Please take care of yourself.
お体に気をつけてください。

Let me take care of the bill.
支払いは私に任せてください。


take in

Will you take the laundry in?
洗濯物を取り入れてくれませんか?

My family is planning to take in some foreign students this summer.
私の家族は今年の夏に留学生を受け入れる予定です。

I couldn’t take in everything the teacher said.
先生が言ったことを全部理解することができなかた。

This dress is too big, so it needs to be taken in.
このワンピースは大きすぎるので丈を詰める必要があります。


take after

My daughter took after her father’s looks.
私の娘は見た目が父親似です。

My children are so smart. I’m sure they took after me!
私の子供はとっても賢いの。きっと私に似たんだわ!


take on

I don’t mind taking on the job if you don’t want to.
君が嫌ならぼくがその仕事を引き受けるよ。

His voice takes on a soft tone with the kids.
彼の声は子供といるときは優しいトーンになる。


take turns

We take turns on house choirs.
私たちは家事を交代でします。


take place

The first Tokyo Olympics took place in 1964.
最初の東京オリンピックは1964年に開催された。


take to

I’ve taken to eating healthy food.
私は健康的な食事を摂るようになりました。

He took to swimming very quickly.
彼は泳ぎを速く習得しました。


take over

My husband took over the family business after his father’s death.
夫は父親が亡くなった後家業を継ぎました。

Will you take over holding the baby while I’m cooking?
料理してる間、赤ちゃん抱っこするの代わってくれない?


take down

Please take down the notes during the interview.
インタビューをしている間はメモを取ってください。

②「離す」「移動させる」のイメージを持つもの

take off

I was very nervous when the airplane took off.
飛行機が離陸した時私はとても緊張した。

My husband took off for Fukuoka on business.
夫が出張で福岡に出発しました。

Please take off your shoes before you enter the house.
家の中に入る前に靴を脱いでください。


take out

You can take out the books you need from the library.
必要な本は図書館から借りることができます。

My boyfriend took me out to dinner in a nice restaurant.
私の彼は素敵なレストランでの食事に連れて行ってくれました。

I took out some cash at an ATM to be safe.
念のためATMでお金をいくらか引き出しました。


take apart

My son took my watch apart and he couldn’t put it back together again.
息子が私の時計を分解して元に戻せなくなりました。

The Tigers took the Giants apart in last night’s game.
昨晩の試合でタイガースがジャイアンツを大きく引き離した。


take back

I’m sorry that I said you were stupid. I’ll take it back.
バカって言ってごめんね。取り消すわ。

You should take the TV back to the sore because it was already broken when you opened the box.
箱を開けたときにそのテレビがもう壊れていたんだったらお店に返品すべきだよ。

The song takes me back to the 80’s.
その曲を聴くと80年代に戻った気分だよ。


take to

The bird took to the air before the cat attacked.
その鳥は猫から攻撃を受ける前に空へと飛び立った。

They took to the road and never came back.
彼らは旅に出て二度と戻ってこなかった。


take away

My teacher took the phone away until the end of the class.
先生は授業が終わるまで私の携帯を取り上げた。

The medicine took away the pain.
その薬で痛みが治まった。


take down

I don’t like the poster. Will you please take it down?
そのポスターは好きじゃない。剥がしてくれない?

The mother took down the baby’s pants to chance the diapers.
母親はオムツを替えるのため赤ちゃんのスボンを下ろした。

③「(労力や時間などを)要する」のイメージを持つもの

take up

The homework took up a full day.
宿題にまる一日かかりました。

A long commute takes up all of my energy.
長距離通勤は私の全体力を消耗する。

A lot of comic books take up most of the space in my brother’s room.
大量のマンガ本が弟の部屋のスペースの大半を占めている。

takeの3つのイメージと便利なフレーズ まとめ

いかがでしたか?今回はtakeの持つ3つのイメージと、それを使った便利なフレーズを見ていきました。単語が思い出せず英語で言いたいことが言えない時は、まずtakeを使って言い換えができないかどうかを考えてみましょう。

takeのような基本動詞には他にも、go, get, bring, comeなどがあります。興味がある人は辞書を引いてみて何か共通するイメージがないか調べてみましょう!


takeは道案内にも使える!この記事に載ってます↓

osaka


基本動詞のcomeとgo。 その違い、説明できますか?↓

come or go

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こんにちは!英会話スクールの主任講師として約10年ほど英会話を教えてきました。英会話スクール講師のほかTOEICセミナー講師、通信教育の添削指導者、英語翻訳などを経て、現在は大阪で主婦をしています。TOEIC910点取得。得意分野は英文法、発音、英検・TOEIC、アメリカンカルチャーなど。中学英語の見直しを基本に、みなさんに役に立つ記事を発信しています!