簡単!中学英語で出来る電話のかけ方&受け方全8パターン

phone call



今回のテーマはズバリ「英語で電話」です。

英語で電話なんて私には関係ないな…。と思っている人も、なぜか外国人の友達が突然できたり、職場で英語での問い合わせの電話を受けたりする時は突然やってくるものです。そんなことになっても焦らないように、今からしっかり準備をしておきましょう。

実は英語での電話応対は思っているより簡単です。電話ではシンプルな表現でサクッと要件を伝えるのが基本なので、中学レベルの英語で十分言えてしまうのです。電話だからといって身構える必要はありませんよ。

では見ていきましょう!

自分が電話をかけた時

1. 自分の名前と、誰に代わってほしいのかを伝える

電話をかけて相手が出ました。そこでまず最初に言う言葉は「もしもし」ですね。英語ではHelloまたはHiと言います。イントネーションはHello.⤵︎がいいでしょう。

そして次に自分の名前を伝えましょう。電話ではThis is〜という表現を使います。

例)

Hi. This is Miho (speaking).
もしもし。ミホといいます。

もし相手が仕事先だったりあまり親しい人ではない場合は、This is〜のあとにspeakingをつけると丁寧な言い方になります。

例)

Hello. This is Miho Koyama speaking.
もしもし。小山ミホといいます。


次に話したい相手に代わってもらいたい時の表現です。

日本語の「〜さんはいますか?」は、英語ではIs 〜 there?や、Can I talk to 〜 now?「今〜さんと話せますか」という表現を使います。

例)

Is Kate there?
ケイトさんはいますか?
Can I talk to Mark now?

今マークさんと話せますか?

これらは親しい友達などで使うカジュアルな言い方です。

Miho

Hello. This is Miho. Is Kate there?
もしもし。ミホだけどケイトはいる?

Will

Yes. *Hold on, please.
いるよ。ちょっと待っててね。

*hold onは「そのまま繋げておく」という意味。



ビジネスシーンなどでフォーマルな場面では、May I speak to 〜, please.や、I’d like to speak to〜, pleaseといった丁寧な表現を使います。

例)

May I speak to Ms. Miller, please?
ミラー氏とお話できますか。
I’d like to speak to Mr. Taylor, please.

テイラーさんをお願いしたいのですが。


2. 本人が電話に出た場合

電話に出た相手がまさに本人だった場合は「今話せる?」と聞いたりしますね。そんな時は、

Can we talk now?
Can I talk to you now?

Is it a good time to talk now?

という言い方があります。CanをCouldにすると、より丁寧な言い方になります。

Miho

Hi, Kate. Can we talk now?
もしもしケイト。今話せる?

Kate

Sure. *What’s up, Miho?
もちろんよ。どうしたの?

*What’s up?は「どうしたの?」という意味のカジュアルな言い方。


3. 相手が不在だった場合

もしも相手が不在だった場合は、かけ直すのか、それとも折り返し電話が欲しいのかどうかを伝えましょう。

【かけ直す時
I’ll call again later.
後でまたかけます。

折り返し電話が欲しい時
Could you tell her/him to call me back?
折り返し電話をくれるように伝えてくれませか?


他にも、

伝言を残したい時
May I leave a message?
伝言をお願いしてもいいですか?
Please tell her/him that I called.
電話があったことを伝えてください。

なども定番の表現です。よく使うのでぜひ覚えておくといいでしょう。


さらに、

いつ戻るのか聞きたい時
Do you know when she will be back?
いつ戻ってくるか分かりますか?

なども、後でかけ直したい時に知っておくと便利なフレーズですね。

Will

Sorry, she is not here right now.
ごめん。今ここにはいないよ。

Miho

OK. Well, do you know when she will be back?
わかった。じゃあいつ帰ってくるか分かる?

Will

She’ll be back by 5.
5時までには戻ってくるよ。

Miho

OK. Well, please tell her that I called.
オーケー。じゃあ電話があったこと伝えておいてくれる?

Will

Sure. No problem.
ああいいよ。

Miho

Thank you. Good bye.
ありがとう。さよなら。



他にもavailable「アヴェイラブル」という語がよく使われます。availableは「利用できる(空いている)・手に入れることができる」という意味です。

Do you know when she is available?
いつ彼女は空いていますか。

このavailableは日常でもビジネスでも旅行でも使うことが多い単語ですので、ぜひ覚えておくといいといいでしょう。

例)

This bathroom is not available at the moment.
現在この化粧室は使用できません。

Do you have any single rooms available for tonight?(availableの位置に注意)
今夜空いているシングルルームはありますか?


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電話がかかってきた時

4. 電話がかかってきたら?

次は自分が電話を受ける場面を見ていきましょう。電話に出る時もまずはHello.と言います。

相手が誰か分からない時は決してWho are you?とは聞きません。その代わりに、

Who’s calling (, please)?
Who is this (, please)?

どちら様ですか?

という表現を使います。

Who are you?は「あんた誰?」のようにぶっきらぼうな意味になるので注意!もちろんいたずら電話をしてきた悪意のある人などに対しては使えます。

Miho

Hello?
もしもし?

Kate

Hi, Miho. It’s me!
もしもしミホ。私よ!

Miho

Sorry? Who is this?
ごめん。どちら様?

Kate

Oh! This is Kate. *It’s been a while!
あ!ケイトよ。久しぶりだね!

*It’s been a while!は「久しぶり!」という表現。


5. 自分への電話だった場合

「〜さんはいますか?」と聞かれ、それが自分への電話だった時は、

It’s me.
Speaking.
This is she.
(自分が女性の場合)
This is he.(自分が男性の場合)

といった表現を使います。

Kate

Hello. This is Kate. Can I talk to Miho?
もしもし。ケイトだけどミホはいる?

Miho

Hi, Kate. This is she! What’s up?
こんにちはケイト。私ミホだけどどうしたの?


ビジネスシーンなどで丁寧に言いたい時は、

This is Takana speaking.
私が田中本人です。

と言えば大丈夫です。

6. 別の人への電話だった場合

誰かにつなぐ場合の「少々お待ちください」は英語で次のように言います。

Hold on (, please).
Just a moment (, please).

と言います。先ほども出てきましたが、holdは「保持する」という意味で、onは「繋がっている状態」を表します。つまり、「そのまま切らずにお待ち下さい」という意味ですね。

「今(本人に)代わります」は、

I’ll get her/him for you.
She’ll/He’ll be right here.

と言います。

Kate

Hello. This is Kate. Is Sam there?
もしもし。ケイトだけどサムはいる?

Miho

Yes. Hold on, please. He’ll be right here.
はい。ちょっと待っててね。今すぐ代わります。


オフィスでの内線につなぐ時は、

Just a moment, please. I’ll put you through.
少々お待ちください。今おつなぎします。

と言います。



7. 不在だった場合

不在の場合は不在であることを伝え、本人がいつ戻るのかを教えてあげるといいですね。

不在であることを伝える
He is out right now.
今外出中です。
He’s gone for the day.
今日は終日いません。
He is off today.
今日は彼は休みです。


いつ戻るか伝える
He’ll be back by five.
5時までに戻ります。
He’ll be back before noon.
正午前には戻ります。
He’ll be gone until Friday.
金曜日まで不在です。

byやbefore, untilの使い方があやふやな人はこちらのページを参考にしてください↓

until by before


Kate

Hello. This is Kate. Can I talk to Sam?
もしもし。ケイトだけどサムはいる?

Miho

Sorry. He is out right now.
ごめんなさい。彼いま外出中なの。

Kate

OK. Do you know when he will be back?
そっか。いつ戻ってくるか分かるかな?

Miho

I think he’ll be back by 10 o’clock.
10時までには戻ると思うよ。



さらに伝言を残すかどうかなどを聞く時は、

Do you want to leave a message?
伝言はありますか?

と言ったり、

Would you like to leave a message?
Would you like me to take a message?
伝言を承りましょうか?

という表現を使えばより丁寧さが増します。

他にも、「電話があったことを伝えておきますか」と言いたい時は、

Do you want me to tell him that you called?
Would you like me to tell him that you called?

といった言い方があります。この場合のthatは「ということ」という意味を表す接続詞で、that you calledなら「あなたが電話をかけてきたということ」という意味になります。

Miho

Do you want me to tell him that you called?
あなたが電話かけてきたことを彼に伝えましょうか?

Kate

Yes, that would be great. Thanks.
ええ。そうしてもらえると嬉しいわ。ありがとう。



もし相手の名前をもう一度確認したい時は、次の表現を使って聞きましょう。

I’m sorry. Who is this again, please?
I’m sorry. Who’s calling again, please?
I’m sorry. May I have your name again?


どれも名前をもう一度聞きたい時に使える便利な表現です。

8. 間違い電話だった場合

「間違い電話」は英語でthe wrong numberと言います。wrongは「間違った」、numberは「番号」ですね。You have the wrong number.はもう定番フレーズなので覚えておきましょう。

ビジネスシーンなどでは、

I’m afraid, but you have the wrong number.
I’m sorry, but you must have the wrong number.

すみません、まちがい電話のようですが。

という丁寧な表現を使います。I’m afraidは「恐れ入りますが」という意味に近い表現です。

また、I thinkをつけても柔らかい表現になります。

Kate

Can I talk to Bill?
ビルと話せる?

Miho

Well, I think you have the wrong number.
あの、間違い電話だと思うのですが。

Kate

Oh, I’m sorry.
あ、すいません。

Miho

That’s OK. Bye.
大丈夫です。さようなら。




簡単!中学英語で電話応対 最後に

今回は「英語で電話」がテーマでした。どれも中学英語の文法やボキャブラリーで完結してしまうのでとても簡単でしたね。

ほとんどの人が個人で携帯電話やスマホを持つ今の時代では、家の固定電話を使う人も少なくなってきました。でも社会に出れば、突然海外から職場に電話がかかってきたり、逆にかけないといけない場面が出てくるかもしれません。

そんな時にあたふたしないよう、今回紹介した表現の中からお気に入りを見つけて必ず声に出して練習してみてください!そうすれば本番でもスムーズに応対できるはずです!

greeting

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こんにちは!英会話スクールの主任講師として約10年ほど英会話を教えてきました。英会話スクール講師のほかTOEICセミナー講師、通信教育の添削指導者、英語翻訳などを経て、現在は大阪で主婦をしています。TOEIC910点取得。得意分野は英文法、発音、英検・TOEIC、アメリカンカルチャーなど。中学英語の見直しを基本に、みなさんに役に立つ記事を発信しています!