私たち日本人もよく使う「当たり前」という言葉。英語でどう言ったらいいのか知っていますか?
例えばこんな時。

Why? How did you know that?
なんで?どうして分かったの?

当たり前じゃん!バレバレだって。
「当たり前」。
今回はそんな英語のフレーズをいろいろ紹介したいと思います。シチュエーションによる微妙な違いをみなさんも感じ取ってください。では見ていきましょう。
英語で「当たり前」はこう言う! 定番フレーズからスラングまで
It’s obvious.
見え見えだ。バレバレだ。
obviousは[アヴィアス」と発音し、「明らかな」という意味の形容詞。「それもそのはずだ・見るからに明らかだ」と言いたい時によく使います。
例文
A: It seems like Kate and John are getting divorced.
ケイトとジョンが離婚するらしいよ。
B: It’s so obvious. They are always fighting.
それもそのはず。いつも喧嘩ばっかしてるんだから。
Everyone knows that.
みんな知ってる。
「みんな知ってるよ。知らないのは君だけ」という意味です。
例文
A: I saw Greg and Tina together at a restaurant the other night. I think they’re dating.
こないだの夜グレッグとティナが一緒にレストランで食事してるの見たの。あの人たち付き合ってると思う。
B: Everyone knows that.
みんな知ってるよ。
No wonder.
どうりで。
wonderは「不思議に思う」で、Noが付くと「不思議じゃない」という意味になります。[No wonder+主語(S)+動詞(V)]で、「SがVするのは不思議ではない」という文にしても使うことができます。
例文
A: Look! It’s snowing.
みて!雪が降ってる。
B: No wonder it’s so cold today.
どうりで寒いわけだ。
It was expected.
予想はついていた。
expectは「期待する・予期する」という意味の動詞で、ここではitを主語にして受動態の形で使います。あいだに副詞のvery muchやpretty muchを入れて「十分〜」というように強調することも出来ます。どうなるか先が分かっていた時などに言うフレーズです。
例文
A: Not again! I lost in the lottery three times in a row.
もうやだ!3回連続で宝くじ外れちゃった。
B: Well, it was pretty much expected.
まあ十分予想はついてたけどね。
It is natural.
当然だよね。
naturalは「自然な・当然な」という意味の形容詞です。
例文
A: Sandy is very irresponsible for her work. I can’t stand it anymore.
サンディってほんと自分の仕事に無責任なんだから。もう我慢できない。
B: It is so natural she got fired.
クビになるのも当然ね。
A: What?!
ええ?!
It goes without saying.
言うまでもない。
without〜で「〜なしで」という意味の前置詞。ここでのgoは「物事が進む」という意味で、直訳すると「言わないでも話が進む」となり、つまり「言うまでもない」ということ。[It goes without saying that+主語(S)+動詞(V)]の形で「SがVするのは言うまでもない」という文としても使うことができます。
例文
A: The Tigers will win tonight’s game, it goes without saying.
今夜の試合はタイガースが勝つよ。言うまでもないけどね。
B: Are you sure? What made you think so?
本当に?なんでそう思うわけ?
There is no doubt about it.
間違いない。
相手の言ったことに強く肯定する時に使います。ここでのdoubtは「疑い」という意味で「ダウト」と発音します。no doubt about itのところは「ノウ ダウダ バウディッ」とつながって発音されるので音声で確認してみてください。
例文
A: Don’t you think it’s too expensive to raise a child?
子供を育てるのってほんとにお金かかるわね。
B: There is no doubt about it.
全くその通り。

That’s just common sense.
常識でしょ。
commonというのは「共通した」という意味の形容詞です。senseは「感覚」なので、「みんなが共通して持っている感覚」、つまり「常識」という意味になります。
例文
A: Shhhhh! Don’t make such a loud noise in a library.
シー!図書館でそんなに大きな音を立てちゃダメ。
B: Why? This book is so funny.
なんで?この本すごくおかしいんだもん。
A: That’s just common sense.
それくらい常識でしょ。
Take it for granted
それを当たり前だと思う。
ここでの「当たり前」というのは、「当たり前だと思って感謝していない」というニュアンスがあります。場合に応じて、itを他の名詞に変えて使うこともできます。
例文
A: I really miss my mom’s cooking. She always cooked for me when I was in my hometown.
ママの手料理が恋しい。実家にいた時はいつも料理作ってくれてたのよね。
B: Maybe you were taking it for granted.
きっとそれが当たり前だと思ってたのよ。
I just did the right thing.
して当たり前のことをやったまで。
right thingとは「正しいこと」という意味。「どういたしまして」のついでにこれが言えたらかっこいいと思いませんか?
例文
A: Thank you for your help with my work.
仕事手伝ってくれてありがとう。
B: Not at all. I just did the right thing.
全然いいよ。当たり前じゃん。
Duh!
あったりまえじゃん!
これは気の置ける相手だけに使えるスラングです。当たり前すぎて呆れてしまう時に使います。
例文
A: Did you know that Doraemon was a robot cat?
ドラえもんがネコ型ロボットだって知ってた?
B: Duh!
あったりまえじゃん!
英語で「当たり前」はこう言う! 最後に
いかがでしたか?一言で「当たり前」と言ってもシチュエーションによって様々な言い方がありましたね。英語は使ってこそ意味があります!会話を弾ませる相づちとしてもぜひ取り入れてみてください。
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