レストランでの英語はこれで完璧!注文からお会計までの必須会話

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海外旅行での楽しみの一つは何と言っても食事ですよね。モールにあるようなお手軽なフードコートもいいですが、やっぱりレストランで食べたい!っていう時もあるはず。でもメニューが英語で分からない…。どうやって注文していいのか不安…。お会計はどうするの?といった疑問を持っていませんか?今回はそんな時に役立つ英会話をたっぷりご紹介したいと思います。

さて、アメリカほぼ全土にチェーン展開しているレストランの一つにIHOP(アイホップ)というレストランがあります。IHOPはカリフォルニア州に本部を置く青い屋根が目印のレストラン。ロゴのデザインやキッズパンケーキの可愛さから、ファミリー層にもとても人気があります。提供している主力メニューはパンケーキですが、ハンバーガーやサラダ、肉料理にスープなどもたくさん揃っているのでちゃんとした食事もできるんです。

IHOP

今回はそんなIHOPのメニューを使って、メニューの読み方やオーダー方法、そしてお会計までのお役立ちフレーズを流れに沿って紹介したいと思います。

実際のIHOPのメニューは以下のリンクからご覧いただけます↓
https://www.ihopniagarafalls.com/pdf/ihop-restaurant-niagara-falls-menu.pdf

では見ていきましょう。

レストランに入ってから席に着くまで

人数を伝えよう

まずレストランに入ると人数を聞かれます。

Hi. How many (are in your party)?
いらっしゃいませ。何名様ですか?

partyはgroupと同じ意味で、レストランでよく使われる言い方です。

その時は、

2人なら、
We are 2.

3人なら、
We are 3.

のように答えます。まったく難しいことはありません。とっても簡単ですね!

では次のような場合はどうでしょう?

こんな場合はどうする?

大人数の

Is it possible to have a table together?
一つのテーブルにみんなで座ることはできますか?

Is it possible to〜で、「〜することはできますか?」という丁寧な表現になります。いろんな時に使えるので覚えておくと便利ですね。

後から遅れてくる人がいる場合

We are 2 for now, but another will come later.
今のところ2人ですが、後からもう1人来ます。

for nowというのは「今のところ」という意味です。

満席の

Sorry, we are full at the moment. Would you mind waiting ?
すみません。ただ今満席です。お待ちいただいてもいいですか?

mindは「気にする」という意味です。英語の独特な言い方で、Would you mind〜ing?で「〜するのを気にしますか=〜していただけませんか」という意味になります。

mindで聞かれた時の答え方は少し注意が必要です。基本は「待てる」ならNo、「待てない」ならYesになりますが、Yesの場合はSorryの後に理由をつけると丁寧に断ることができます。

No, I wouldn’t. / Not at all.
いいですよ。

Sorry, we have no time to wait. We’ll come back another time.
すいません。時間がないのでまた今度にします。

待ち時間を聞きたい時

どのくらい待つのか聞いてから決めたい時は、

How long is the wait?
待ち時間はどのくらいですか?

と聞くことができます。答え方は、

OK. We’ll wait.
分かりました。では待ちます。

逆に待てないと思った時はさっきと同じように、

Sorry, we have no time to wait. We’ll come back another time.
すいません。時間がないのでまた今度にします。

と言いましょう。

メニューを見ながら英語で注文してみよう

メニューを見てみよう

さあ、中に通されてテーブルに着き、担当のウェイトレス(ウェイター)さんがメニューを持ってきてくれました。ここで目を見てThank youとお礼を言い、同時に顔をチェックしておくようにしましょう。

アメリカでは各テーブルごとに担当のウェイトレス(ウェイター)さんが決まっています。注文以外にも何か持ってきて欲しい時やしてほしいことがある時は自分の担当ウェイトレス(ウェイター)に言うのが基本です。

ではさっそくメニュー開いてみましょう。こちらはドリンクメニューです。

drink menu
IHOPのbeverage(ソフトドリンク)のメニュー

種類が豊富ですね。基本的にIHOPにはアルコールは置いてないのですが、最近ではアルコールメニューが置いてあるところもあるみたいです。

コーヒーの種類のところにはRegular or Decaf (Free refills)と書かれています。Decafはノンカフェインのことで、Free refillsとは「お代わり自由」という意味です。アメリカのレストランではコーヒーやソーダ類はどれだけ飲んでもおかわり無料が普通です。またアメリカでは水は基本的に頼まないと出てきません。

こちらはパンケーキのメニューです。↓

pancake menu
IHOPのパンケーキメニュー

水色で書かれた各パンケーキの名前の下に黒色の文字で補足説明が書かれてあります↑例えばダブルブルーベリーパンケーキだと、

Double Blueberry
Four buttermilk pancakes filled with blueberries & topped with blueberry compote.

のようにです。これは、「ブルーベリーがたっぷり入り、ブルーベリーのコンポートのトッピングを乗せた4枚のバターミルクパンケーキ」という意味です。他にも、

pancakes topped with choice of〜
〜から選べるトッピングを乗せたパンケーキ

pancakes layered with〜
〜の層になっているパンケーキ

という説明がついているのもあります。

さらに、右上にCreate Your Pancake Comboとあります。これはcombo(=セット)にしても注文できるという意味です。Choice of any 2 same-flavoured pancakes.は、同じ種類のパンケーキを2枚選ぶという意味で、

Pick your pancakes
(好きなパンケーキを2枚)

+ 2 Eggs your way
(2個分の好きな卵料理)

+ 2 Bacon or sausage
(ベーコン2枚かソーセージ)

+ Hash browns
(ハッシュブラウン)

という内容になっていますね。卵の調理方法について以下のチョイスがあります。スクランブルか目玉焼きの2種類で、目玉焼きは焼き加減が選べます。

eggs
whitesは白身、yolkは黄身

次はメインディッシュのメニューを見てみましょう。アメリカ英語でEntréesとはメインディッシュのことです。

entrees menu
IHOPのEntrees(メインディッシュ)メニュー

写真付きもあるので分かりやすいですね。各メニューの黒い文字で書かれているserved with〜は、「〜を添えて」という意味です。

例えばTilapia Florentineという料理には、

Tilapia Florentine
Two seasoned filets grilled & served over a bed of creamy spinach. Served with your choice of 2 sides.

と書かれています。

これは、「クリーミーなほうれん草の上に添えた2枚のティラピアのフィレのグリル。2種類のサイドディッシュを添えて」という意味ですね。アメリカのレストランでは、メイン料理に自分の好きな付け合わせを選んで注文できる事が多いです。Sidesと書いてあるピンクの四角から2種類選びましょう。

英語で注文してみよう

Are you ready to order?
ご注文はよろしいですか?

Yes, please.
はい、お願いします。

まだ決まっていない時は、次のように言います。

Could we have a little more time to think?
もう少し考える時間をいただけますか?

Could we〜?とは「〜してもいいですか」という丁寧な言い方です。

自分1人の場合はCould I〜?になります。

OK. Please let me know when you are ready.
わかりました。決まったらお知らせください。

ではさっそく注文してみましょう。注文の際は、

I’ll have〜, please. 
I’d like〜, please.

という言い方をします。

写真がある時は指をさしながら注文してもいいですね。もし写真がなくてもメニューを指差しながら注文する方が確実に伝わります。

(写真がある時)
I’ll have this, please.
これをください。

(写真がない時)
I’ll have this Sirloin Steak Tips, please.
このサーロインステーキチップをください。

Certainly. Which sides would you like?
かしこまりました。付け合わせはどれになさいますか?

For sides, I’ll have broccoli and mashed potatoes, please.
付け合わせには、ブロッコリーとマッシュポテトをお願いします。

飲み物の注文もしましょう。

Would you like something to drink?
何かお飲み物はいかがですか?

Would you like〜?は「〜はいかがですか?」という意味で、Do you want〜?よりも丁寧な言い方です。飲み物はさっきのドリンクメニューから選びましょう。

I’ll have French Vanilla coffee, please.
フレンチバニラコーヒーをお願いします。

飲み物は食前か食後のどちらで持ってくるかを聞かれることがあります。

Would you like your coffee before or after the meal?
コーヒーは食前か食後いつお持ちしましょうか?

After(Before) the meal, please.
食後(食前)でお願いします。

のように答えましょう。

これで料理とドリンクの注文ができました!

こんな場合はどうする?

同じものを頼みたい時

I’ll have the same, please.
同じものをお願いします。

調理方法を聞かれた時

ステーキや卵料理を注文したときには、焼き加減や調理方法を聞かれることがあります。

How would you like your eggs?
卵の調理方法はいかがなさいますか?

Over medium, please.
オーバーミディアム(白身は固め、黄身は半熟)でお願いします。


How would you like your〜?で「〜はいかがなさいますか」という意味です。ステーキでは焼き加減を聞くときに使います。レア、ミディアム、ウェルダンから選びましょう。

How would you like your steak?
ステーキの焼き加減はいかがなさいますか?

Rare, please.
Medium, please.
Well done, please.

答え方はこれで大丈夫です。

以上です」と伝えたい時

注文が終わった時の便利なひと言があります。

Is there anything else?
他に何かご注文はありますか?

No. That’ll all for now, thank you.
いいえ。とりあえず以上です。ありがとうございます。

これで無事、注文が終わりました!

レストランでのマナーとしては、たとえ自分がお金を払っている側でもお店側への感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

料理を持って来てくれた時や何かのサービスを受けた時のThank you!の一言が、お互いを気持ちよくしてくれます。

食事中、こんな時はこう言おう!

飲み物のお代わりが欲しい時

アメリカではコーヒーやソーダ類はお代わり自由のところが多いです。お代わりが欲しい場合はこう言いましょう。

Excuse me. Could I have a refill for my coffee?
すいません。コーヒーのお代わりをいただけますか?

お代わりは英語でrefill(リフィル)と言います。reは「再び」、fillは「満たす」という意味ですね。

何かを落としてしまった時

食事中にフォークやナイフなどを落としてしまい、新しいものを持ってきてもらいたい時にもCould I have〜?という表現が役に立ちます。

Excuse me, but I dropped my fork by accident. Could I have another one?
すいませんが、フォークを落としてしまいました。新しいのをいただけますか?

Sure. I’ll bring you one right away.
わかりました。すぐにお持ちします。

残ったものを持ち帰りたい時

たくさん注文しすぎたり一人分の量が多くて食べきれなかった時は、余った料理を持ち帰ることができます。日本ではあまりないですが、アメリカのレストランでは入れ物も用意されている事が多いです。そんな時は、

Could I have a box for this, please?
これを持ち帰るための箱をいただけますか?

と言えば持ち帰り用の入れ物をもらう事ができます。


食事中スムーズに事が運べばいいですが、残念ながらそうならない場合もあります。

注文した料理が来ない時

Excuse me. I’m still waiting for my order. Could you check on that, please?
すみません。注文したものをまだ待っているんですが
確認していただけますか?

check on〜というのは「〜について確認する」という意味です。

違う料理が来てしまった時

Excuse me, but I don’t think this is mine.
すみません。これは私のではないと思うのですが。

頼んだ料理とは違うけれどそれでもいいという場合は、

It looks good though. I’ll have it anyway.
でも美味しそうですね。これでもいいですよ。

と言えばOKです。ちょっとこなれた感じがクールですね。

お皿を下げていいか聞かれた時

Are you finished?/Are you done?
お下げしていいですか?

と聞かれたら、

Yes, please. Thank you.
はい、お願いします。

と答えるか、まだ食べている途中の場合は、

I’m still working on it.
まだ食べている途中です

と言う事ができます。

work on〜で「〜に取り組む」という意味です。ここでは「まだ食べている」という意味になります。

追加のデザートを勧められた時

食事が終わった頃にデザートなどを勧められる事があります。何か追加したい時はメニューをみて追加をしましょう。もし何も追加しないときは上手く断りましょう。

Would you like a dessert?
デザートはいかがですか?

I think I’m OK, thank you.
大丈夫です。ありがとうございます。

食事をしていると担当のウェイトレス(ウェイター)さんが、Is everything OK?というように様子を見にきてくれます。その時は笑顔でGreat, thank you.と答えましょう。もしお代わりや何か持って来て欲しい時は、Could I have〜?を使って頼みましょう。

テーブルでのお会計とチップの払い方

さあ、食事も終わりいよいよお会計です。アメリカでは会計をテーブルでする事が多いです。

Could I have the check, please?
お会計をお願いします。

こう言うと、担当のウェイトレス(ウェイター)さんが伝票を挟んだチェックホルダーを持って来てくれます。

check holder

伝票をよく見ましょう。注文した内容と合っているか、チップが含まれているかいないのかなど間違いがないか確認します。

restaurant bill

チップ代を記入するところがある場合は、tip(チップの値段)、total(総合計)を自分で記入します。レストランでのチップの相場は合計の20%前後です。tipはその金額がそのままウェイトレス(ウェイター)さんに支払われます。気持ちよく食事ができたかどうかを振り返って、それに相応する金額を記入しましょう。

金額を記入した伝票とクレジットカードを挟んで置いておくと、しばらくしてウェイトレス(ウェイター)さんが取りに来てくれます。その後さっきのホルダーにレシートを2枚挟んで持って来てくれます。Customer copyの方がお客様控えです。もう一枚のお店用のレシートは挟んだままでOKです。現金の場合はチップをテーブルに置いて帰ります。

そして最後は感謝の気持ちを伝えましょう!

これで終わりです。

これで完璧!レストランでの必須英会話 まとめ

いかかでしたか?レストランでの会話は最初はドキドキしますね。でも、決まった表現があるので慣れればうまくできるようになります。大切なのは、相手への感謝の気持ちです!自分がお客の立場でも常に「ありがとう」と声をかける習慣が大切かなと思います。海外に行った時はぜひレストランで食事をしてみましょう。きっといい思い出になること間違いなしですよ。


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こんにちは!英会話スクールの主任講師として約10年ほど英会話を教えてきました。英会話スクール講師のほかTOEICセミナー講師、通信教育の添削指導者、英語翻訳などを経て、現在は大阪で主婦をしています。TOEIC910点取得。得意分野は英文法、発音、英検・TOEIC、アメリカンカルチャーなど。中学英語の見直しを基本に、みなさんに役に立つ記事を発信しています!