英語の形容詞は2つの用法を押さえる!限定と叙述の違いとは?

adjective



みなさん形容詞と聞いてどんな言葉を思い浮かべますか?「赤い」「面白い」「静かな」とかいろいろ浮かんだと思います。英語にももちろんたくさんの形容詞があります。形容詞は、会話の中で人や物がどんなのかを詳しく説明するのにとても役立つのです。

例えばこんなシーンで。

Hi Miho. Did you see a brown bag? My cell phone is in it.
ねえミホ。茶色いバッグ見なかった?携帯が入ってるの。

No. What’s it like? Is it big?
ううん。どんなの?大きい?

It’s a small leather backpack. It has a few key chains on it.
小さい革製のリュックなんだけど。キーホルダーが何個かついてるの。

Here it is! It was under the pillow.
あった!クッションの下にね。

Thanks! I was so worried.
ありがとう! すごく心配してたの。

このように、形容詞は会話の中でなくてはならない大切な品詞です。今回はそんな形容詞を詳しく見ていきたいと思います。正しい使い方を知って、形容詞を会話でどんどん使えるようにしていきましょう。

そもそも形容詞とは?よく使う英語の形容詞

形容詞は、名詞を修飾したり主語を説明する品詞

まず形容詞とは何かを押さえておきましょう。

形容詞とは、すぐ続く名詞を修飾したり、be動詞と一緒に使って名詞である主語を説明したりする品詞です。つまり、名詞ととても結びつきが強い品詞ということです。

例えば、

I have a big dog.
私は大きな犬を飼っています

という文に使われているbigという形容詞は、すぐ続く名詞のdogを修飾してどんな犬なのかを説明しています。


My uncle is tall.
私の叔父は背が高い。

これはbe動詞の文の中で、名詞であるmy uncleという主語がどんな人物かなのかをtallで説明しています。

よく使う英語の形容詞一覧

こちらはよく使う基本的な形容詞の一覧です。

形容詞意味形容詞意味
able有能なabsent欠席している
angry怒ってbad悪い
beautiful美しいbitter苦い
bored退屈なboring退屈にさせる
bright頭の良いbusy忙しい
calm落ち着いたcareful注意深い
careless不注意なcheap安い
clever利口なcleanきれいな
清潔な
coolかっこいい
落ち着いた
dangerous危険な
dead死んでいるdear親愛なる
deep深いdelicious美味しい
different異なったdifficult気難しい
dry乾いたeasy簡単な
excited興奮したexciting興奮させる
expensive高価なfar遠くの
famous有名なfine良い
元気な
first最初のfinal最後の
friendly親しみやすいfoolish愚かな
free自由なfunnyおかしな
こっけいな
glad嬉しいgood良い
grateful嬉しいgreat偉大な
happy幸せなhard熱心な
healthy健康的なheavy重たい
high高いholly神聖な
honest正直なhungry空腹の
ill病気のimportant重要な
inside内側のintelligent頭の良い
interested興味のあるinteresting興味深い
面白い
kind親切なlarge大きい
last最後のlocal地元の
lazy怠けたlate遅い
left左のlight明るい
軽い
local地元のloud音が大きい
lonely一人で寂しいlong長い
low低いlucky運が良い
near近くのniceいい
old古い
年とった
outside外側の
patient我慢強いpleasant感じがいい
present出席しているpoor貧しい
popular人気のあるprettyかわいい
quiet静かなrainy雨の
raw生のrichお金持ちの
right正しい
右の
safe安全な
sad悲しいserious真面目な
senior年上のsame同じ
short低いshy内気な
sick病気のsingle独身の
silent静かなsoft柔らかい
strange奇妙な
見知らぬ
straightまっすぐな
strong強いsunny晴れた
sweet甘いtall背の高い
terribleひどいthick厚い
thin痩せたtired疲れた
young若いweak弱い
wet濡れたwise賢い
wonderful素晴らしいwrong間違った
レベルは英検3級程度


ではいよいよ形容詞の2つの用法についてみていきましょう。

1. 形容詞の「限定用法」

限定用法の基本の形

限定用法というのは、すぐ続く名詞を直接修飾してその名詞がどんなのかを説明する用法です。


例文
Tom is a nice person.
トムはいい人です。

という文は、niceという形容詞がすぐ続くperson「人」を直接修飾して、どんな人なのかを説明しています。

My grandfather gave me an old watch.
おじいさんは私に古い時計をくれた。

この文も、oldという形容詞がすぐ続くwatch「時計」を直接修飾して、どんな時計なのかを説明しています。

このように【形容詞+名詞】の形で直接名詞を限定的に修飾している使い方を、形容詞の限定用法と言います。

限定用法でしか使えない形容詞

指示語、所有格、数量

他にも、指示語や所有格、数量を表す語も、すぐ続く名詞を直接修飾することができます。これは限定用法だけに当てはまる形容詞です。

指示語

指示語意味
thisこの
thatあの
theseこれらの
thoseあれらの
theirそれらの
itsその

例文
I like this movie.
私はこの映画が好きです。

May I look at those earrings?
あのイヤリングを見てもいいですか?

所有格

所有格意味
my私の
yourあなたの
his彼の
her彼女の
their彼らの
our私たちの
〜’s〜の

例文
May I borrow your umbrella?
あなたの傘を借りてもいいですか。

We met our teacher at a mall.
私たちはモールで先生に会った。


数量

数量意味
one一つの
all全部の
someいくつかの
anyいくつかの
every一つ一つの
a few何個かの
a little少しの
fewほとんど〜ない
littleほとんど〜ない
no何も〜ない

例文
There is a little water in the glass.
コップには少しの水が入っている。

Do you have any questions?
何か質問はありますか?

語尾にenがつく形容詞(例)

名詞や動詞が形容詞化したものがあります。

形容詞意味
wooden木製の
woolen羊毛でできた
stolen盗まれた
broken壊れた

例文
I like this wooden toy.
私はこの木製のおもちゃが好きです。

The stolen diamond was found yesterday.
盗まれたダイヤが昨日見つかった。

-lyで終わる時間の間隔を表す形容詞

形容詞意味
daily毎日の
weekly毎週の
monthly毎月の
yearly毎年の

例文
This machine is useful for our daily life.
この機械は私たちの毎日の生活に役に立つ。

Take a look at this monthly report.
この月次レポートを見てください。

名詞を強調する形容詞

形容詞意味
main主な
only唯一の
total全体の
middle真ん中の

例文
This is the only way.
これが唯一の方法です。

What is the total number?
合計数はなんですか?

2つ以上の形容詞をつなげる時には順序がある

限定用法では、名詞を修飾する時に形容詞をいくつも連続して使うことができます。ただし、形容詞を2つ以上並べて名詞を修飾するときは、ある程度決まった順序があります

形容詞の順序

限定詞「a, this, the, my, first」

主観的な意見「interesting, great, beautiful」

客観的な特徴「big, red, leather, square」

例文
She is my(限定詞) beautiful(主観的意見) little(客観的特徴) baby.
彼女は私の美しくて小さな赤ちゃんです。


さらに客観的な特徴を表す形容詞にも順序があります。

客観的な特徴を表す形容詞の順序

大きさ「big, small, thin」

新旧「new, old, young」

「round, square」

「red, blue, dark」

出身「Japanese, American, European」

素材「leather, paper, plastic」

例文
He gave me a new(新旧) purple(色) Italian(出身) silk(素材) scarf.
彼は新しい紫色のイタリア製の絹のスカーフをくれました。

順序が違うからといって間違いというわけではなく、この順序で言えばネイティブには自然に聞こえるということです。いくつかを頭に入れておくといいと思います。

また、必要以上に使うと不自然になりますので、多くても3つまでにしておきましょう。

では、形容詞を2つ以上使って、I have a cat.という文を色付けしてみましょう。

sleep
I have a small brown cat.
I have a cute little cat.


What is the name of the tower?はどうですか?

tower
What is the name of the beautiful old tower?
What is the name of the tallFrench tower?

名詞を後ろから修飾する後置修飾

限定用法では【形容詞+名詞】が基本ですが、形容詞が後ろから名詞を修飾する時があります。それを後置修飾といいます。

-thingで終わる名詞を修飾する時

例文
May I have something cold to drink?
何か冷たい飲み物をいただけますか?

There is nothing wrong.
何も悪いところはありません。


-able, -ibleで終わる形容詞の場合

例文
Do you have any rooms available tonight?
今夜空いている部屋はありますか?

There were no stars visible tonight.
今夜目に見える星は一つもなかった。

available roomやvisible starとも言えますが、その場合「いつも」という意味合いが強くなります。この場合は「今夜」という一時的な日時のことを言っているので後置修飾になります。


数量と一緒に使う時

例文
I’m 160 centimeters tall.
私は身長160センチです。

Mt. Fuji is 3776 meters high.
富士山は高さ3776メートルです。

My son is 5 years old.
私の息子は5歳です。



2. 形容詞の叙述用法

叙述用法の基本の形

続いては、形容詞の叙述用法について見てみましょう。叙述用法というのは、be動詞の文の中で、主語がどんなかを説明する方法です。つまり、【主語+be動詞形容詞】「主語は〜だ」という文で使います。また、look(見える), smell(匂いがする), taste(味がする), seem(思われる)など感覚を伝える知覚動詞と一緒に使う時も叙述用法になります。

例文
The TV show is fun.
そのテレビ番組はおもしろい。

という文は、主語がThe TV showです。そのThe TV showがどんなものかをbe動詞を挟んでfunで説明しています。

This pasta looks delicious.
このパスタは美味しそうだ。

この文の主語はThis pastaです。そのThis pastaがどんなものかを知覚動詞を挟んでdeliciousで説明しています。

2つ以上の形容詞をつなげる時にはandやbutを使う

先ほどの限定用法では、複数の形容詞を使いたい時は連続して使うことができました。叙述用法では2つ以上の形容詞を使い時はandやbutを使ってつなげます

例文
Today’s weather is sunny and cloudy.
今日の天気は晴れ時々曇りです。

My work is interesting but busy.
私の仕事はおもしろいけれど忙しいです。

叙述用法でしか使えない形容詞

形容詞意味
alone一人でいる
afraid恐れている
awake起きている
asleep寝ている
ashamed恥じている
alike似ている
alive生きている

例文
The baby is asleep.
赤ちゃんは寝ています。

You don’t have to be afraid.
怖がらなくても大丈夫です。

I‘m ashamed of my act.
私は自分の行動を恥じている。

限定用法と叙述用法で意味が変わる形容詞

用法によって意味が変わる形容詞があります。

形容詞限定用法叙述用法
certain明白な・決まった確かな
present現在の出席している
late遅い遅れて

例文
I always walk the dog at a certain time.(限定用法)
私はいつも決まった時間に犬の散歩に行く。

I‘m certain about the information.(叙述用法)
私はその情報には確信がある。


例文
I know the name of the present prime minister.(限定用法)
私は現在の総理大臣の名前を知っています。

The student was present in the class.(叙述用法)
その生徒は授業に出席した。


例文
I had a late breakfast.(限定用法)
私は遅めの朝食を食べた。

The boss was late for work.(叙述用法)
上司は仕事に遅れてきた。


形容詞の2つの用法 最後に

以上になります。いかがでしたか?形容詞といっても奥が深いですね。

限定用法と叙述用法の見分け方は、その形容詞がなくても文が成り立つかどうかを考えることです。

I had a delicious meal.(限定用法は形容詞がなくても文は成立します)
私は美味しい食事をした。

VS.

The dog is cute.(叙述用法は形容詞がないと文が成立しません)
その犬は可愛い。

品詞はとても重要です。皆さんもいろんな英文に触れて形容詞を探してみると、新しい発見があるかもしれませんね。


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こんにちは!英会話スクールの主任講師として約10年ほど英会話を教えてきました。英会話スクール講師のほかTOEICセミナー講師、通信教育の添削指導者、英語翻訳などを経て、現在は大阪で主婦をしています。TOEIC910点取得。得意分野は英文法、発音、英検・TOEIC、アメリカンカルチャーなど。中学英語の見直しを基本に、みなさんに役に立つ記事を発信しています!