今回は「英語で日付」がテーマです。中学で習ったはずですが、意外と忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか?そんな今さら聞けない日付の言い方を、今日は一緒に見ていきたいと思います。
クリックできる目次
英語で西暦◯◯年の言い方
西暦ゼロ年代の言い方
まずは簡単なものから見ていきます。0が続くいわゆるゼロ年代は、hundred(100)やthousand(1000)を使って次のように言います。00で終わるものにはhundredを、000で終わるものにはthousandを使うと覚えましょう。
700
seven hundred
1900
nineteen hundred
2000
two thousand
西暦1999年までの言い方
2桁までの年はそのまま英語でone, two, three…ninety nineというように読んでいけば大丈夫です。
2桁から3桁の数字になると、
645
のように区切って読みます。
six forty-five
または、
six hundred (and) forty-five(andは入れても入れなくてもOK)
The Great Buddha Statue at Todai-ji temple was completed in 752.
東大寺の大仏は752年に完成しました。
3桁から4桁になると、
1997
のように2桁ずつ区切って読みます。1900年代まではこれが基本です。
nineteen ninety-seven
十の位に0が来る時は、0を「oh」と発音します。その方がリズムがいいからです。
1905
nineteen oh five
西暦2001年以降の言い方
2001年以降は2通りの言い方があります。
まずは1900年代までと同じように2桁ずつに区切って言う言い方です。
2008
twenty oh eight
2021
twenty twenty-one
もう一つはthousandを使う言い方です。2000年以降の言い方はどちらかと言うとこちらの方が一般的です。
2008
two thousand (and) eight
2021
two thousand (and) twenty-one
どちらを使うかは人それぞれですが、言い方をコロコロ変えるのは聞いている相手も混乱します。話す時はどちらかに統一するようにしましょう。
「年」の強調と「〜年代」の言い方
年を言う時はただ単に数字を言えば伝わりますが、何の数字かを明確したい時はthe yearを数字の前につけます。
The Tokyo Olympics were held in the year 1964.
東京オリンピックは1964年に開催された。
また、「〜年代」と言いたい時は〜’sを使います。
1800’s
eighteen hundreds
1960’s
nineteen sixties
1900年代は、短く60’s、70’sと言っても通じます。
2000’s
two thousands
さらに「〜年代前半・〜年代半ば・〜年代後半」と言いたい時は、それぞれthe early 〜’s、the mid 〜’s、the late 〜’sを使います。
The style of music was very popular in the early 1990’s.
その音楽のスタイルは1990年代前半に流行していた。
My father was born in the mid 1980’s.
私の父は1980年代半ばに生まれました。
From the late 1990’s to the early 2000’s, the theme park had the most visitors.
1990年代後半から2000年代前半にかけて、そのテーマパークの来場者数は最も多かった。
英語で日にちの言い方
英語の月日の言い方は中学英語で学んだと思いますが、みなさん覚えているでしょうか?念のためおさらいしておきましょう。
月の言い方
月の言い方の一覧表です。全て大文字で始めます。カッコの中は省略形です。
1月 | January (Jan.) | 2月 | February (Feb.) |
3月 | March (Mar.) | 4月 | April (Apr.) |
5月 | May | 6月 | June (Jun.) |
7月 | July (Jul.) | 8月 | August (Aug.) |
9月 | September (Sep.) | 10月 | October (Oct.) |
11月 | November (Nov.) | 12月 | December (Dec.) |
パッと出てこない人はたくさん練習しておきましょう。
日の言い方
日にちは序数で表します。序数の語尾は、-st, -nd, -rd, -thのいずれかになりますので下の表で確認して下さい。特別な言い方やスペルに注意すべきものは太字で示してあります。
first(1st) | second(2nd) |
third(3rd) | fourth(4th) |
fifth(5th) | sixth(6th) |
seventh(7th) | eighth(8th) |
ninth(9th) | tenth(10th) |
eleventh(11th) | twelfth(12th) |
thirteenth(13th) | fourteenth(14th) |
fifteenth(15th) | sixteenth(16th) |
seventeenth(17th) | eighteenth(18th) |
nineteenth(19th) | twentieth(20th) |
twenty-first(21st) | twenty-second(22nd) |
twenty-third(23rd) | twenty-fourth(24th) |
twenty-fifth(25th) | twenty-(26th) |
twenty-seventh(27th) | twenty-eighth(28th) |
twenty-ninth(29th) | thirtieth(30th) |
thirty-first(31st) |
アメリカ式とイギリス式がある?
アメリカ英語とイギリス英語では、日付を言う時に順序が少し違います。
アメリカ式 | イギリス式 |
月→日→年 | 日→月→年 |
I was born on August 7th, 1984. (アメリカ式)
I was born on 7th August 1984. (イギリス式)
アメリカ以外の国ではイギリス式が一般的ですが、どちらも正解なので迷った時は話す相手に合わせるといいでしょう。

紀元前・紀元後の言い方
さてここからはちょっと余談になります。歴史など古い出来事を表す時には、紀元前・紀元後という言葉を使いますね。英語ではそれらをどう表現するのでしょう?
紀元前は英語でB.C.(Before Christ=“キリストの前”の略)と表現することはよく知られていますが、現在はB.C.E.(Before Common Era=“共通の紀元の前”の略)と表現する動きがあります。これはキリスト教以外の人々にも配慮した中立的な形をとっているためです。
350 B.C.E.(紀元前350年)
225 B.C.E.(紀元前225年)
100 B.C.E.(紀元前100年)
…
紀元後は英語でA.D.(Anno Domini =ラテン語で“主の年に”の略)と表記されるのが一般的でしたが、これもさっきの理由から今日ではC.E.(Common Era=“共通の紀元”)と表現する動きが広まっているようです。
100 C.E.(西暦100年)
1700 C.E.(西暦1700年)
2021 C.E.(西暦2021年)
…
というように。
いずれにしても、
B.C.=B.C.E
A.D.=C.E.
と覚えておくと、いつかは役に立つかなと思います(*´꒳`*)。
和暦の言い方
外国人にとってちょっと厄介なのが和暦です。「和暦」は英語でthe Japanese calendarと言います。
This year is Reiwa 3 on the Japanese calendar.
今年は和暦で令和3年です。
ちなみに「年号・元号」はthe era nameと言います。eraは「時代」という意味で「イラ」と発音します。
What is the era name before Reiwa?
令和の前の元号は何ですか?
英語で日付を言えますか? まとめ
いかがでしたか?日付の言い方は中学で学ぶ基本的なことなんですが、意外にも忘れてしまっていることもあったのではないでしょうか。
今回のことをまとめると以下のようになります。
- 3桁・4桁の年は、数字を◯|◯◯、◯◯|◯◯のように区切って読む。
- 2001年以降は区切って読む方法とthousandを使って読む方法がある。
- 「〜年代」は〜’sを使う。
- 日付はアメリカ式は月日年の順、イギリス式は日月年の順になる。
日付を言う時はいつやってくるかわかりません。日頃から慣れ親しんでおきましょう!
クリスマスは何月何日?今年の西暦は何年?英語で年月日を言えない人はこの記事がオススメです↓